＜3歳、行き渋りがつらい＞迎えに行くと楽しそうなのに……先輩ママからのアドバイスは？
今年度から子どもが保育園や幼稚園に通い始めたというママもいるのではないでしょうか。最初はなかなか慣れずに行きたくないとごねたり、登園時に泣いたりしてしまうこともありますよね。ママスタコミュニティのあるママも息子さんの行き渋りに悩んでいるようでこんな投稿がありました。
『3歳男子。小規模保育園から転園して3週間、毎日登園渋り。でもお迎えに行くとケロッとしていて遊びに夢中でなかなか帰ろうとせず、頑なに遊びを続けたがる。小規模保育園のときは行き渋りもなく生活もスムーズにしていたし何も心配ないと言われていたのに、今は激しい抵抗にあっている。わが子ながら頑固で大変で辛いと思っていたら、昨日担任の先生がお迎えの時間にいて、「頑張っていますよ。とても頭がいいんだと思います。今日の予定を聞いて、何時？ それは何をするとき？ とスケジュールを気にしていて段取りが見えるとスムーズです。まだ新しい園のリズムに慣れていないので毎日確認されますが、生活に慣れてきたらきっと大丈夫ですよ」と言われた。頭いいなら察してくれー、毎日保育園行くのは同じなのに！』
投稿者であるママのお子さんは元々小規模保育園に通っていて、今年度から転園したそう。3週間経っても行き渋りがあるようです。でもお迎えに行くと、なかなか帰ろうとしないくらい楽しく遊んでいるようですね。担任の先生からは「生活に慣れてきたらきっと大丈夫」と言われたようですが、それでも行き渋りをしないでほしい……というママの本音もみえます。他のママたちはどう思うのでしょうか。
朝の行き渋りはあるある
『うちも行き渋りがあります。バスに乗るまでは「ママ抱っこ」と言って離してくれませんが、バスに無理やり乗せるとケロッとしています。帰りも元気に帰ってきます。甘えたいお年頃なのかもしれません』
『いろいろわかっていても保育園が楽しくても、親と離れるときは毎回悲しいんだよ、きっと。うちの息子も年中くらいまで毎朝泣いていたよ』
先輩ママからの声がたくさん届いていました。同じように行き渋りがあるというママのお子さんは、バスに乗るまでは「抱っこ」と甘えているようですが、乗ってしまえばケロッとしているそう。また息子さんが年中くらいまで毎朝泣いていたというママもいました。保育園がどんなに楽しくても、親と離れる場面では一時的に寂しく思ってしまったり、甘えたくなってしまったりすることもあるようですね。
『そんなもんだと思っていた。行って楽しんでいるなら大丈夫だろうと考えていたし、朝の行き渋りも今だけのことだと割り切ることができたわ』
また「行って楽しんでいるなら大丈夫」と思って割り切っていたというママもいました。お迎えに行ったときにも早く帰りたがっているようであれば話は別ですが、帰りたくなくなるくらい楽しく遊んでいるようであれば、行き渋るのは「そういうものだ」と割り切るのも1つの考え方なのではないでしょうか。
子どもも頑張っているのだから「察して」はちょっと……
『3歳児に求めすぎ』
『3歳児に察しろは無理すぎる（笑）！ 息子さんも自分なりに安心できるように段取りを確認したり努力してるじゃん。成長段階だよー、3歳でそれなら上出来だよー』
また投稿者さんの「察してくれー」という言葉に対してもコメントが寄せられていました。投稿者さんからすると、これまでの保育園にはスムーズに行けていたところから転園を機に状況が変わってしまい、早く慣れてほしいという気持ちがあるのでしょう。また行き渋りは保育園で離れるときに泣いてしまうだけでなく、家を出るまでにもぐずったり、通園時にも「行きたくない」となってしまったりも考えられますね。そういったことが続くとママの気持ちが折れそうになることもあるかもしれません。 でも他のママからは「3歳児に察しては無理なのでは」「3歳児に求めすぎ」などという意見がありました。投稿者さんの息子さんも、先生にスケジュールを詳しく聞いて見通しを立てるなど不安を解消するために頑張っているようですね。そんな子どもの頑張りを認めてあげることも必要なのではないでしょうか。
『ずっと通ってる園でも担任の先生が変わって朝泣いちゃう子もいるよ。転園はお子さんにとって大事件だと思う』
『新しい環境は大人だって辛いじゃん。朝は不安でいっぱいでしょ。今投稿者さんの子はその状況なだけ。慣れるまでの辛抱。というか3歳児に察してって……ほんとに察して我慢してたらこの先心配になるわ』
「ずっと同じ保育園に通っていても、担任の先生が変われば泣いてしまう子もいる」などというコメントもありました。これまでも保育園に通っていたので、大人からすると「転園」は小さな変化に思えても、子どもからすると不安に感じることもあるでしょう。また「大人でも新しい環境は辛い」という意見もありました。確かに、大人でも新しい環境に慣れるまでには緊張したり、時間がかかったりすることもありますよね。まして子どもはまだまだ自分で気持ちの整理をすることが難しい場合もあるでしょうから、大人が気持ちに寄り添ってあげる必要がありそうです。
気長に頑張ろう。楽しい声かけ例は
『今の風物詩では？ そのうち笑顔で「いってきまーす！」がほとんど。頑張れママさん、今だけだから！』
『泣くのは単なる儀式だから、気にすることはないよー』
『ママつらいよねー。まあ、そんなもん。毎日泣いてたのにねー、ってなるよ』
先輩ママからは、頑張るママへの応援のコメントも寄せられていました。最初は泣いていた子どもも、いずれ笑顔で登園できるようになるという声や、泣くのは儀式だから気にしなくてもいい、いつか「毎日泣いていたのにね」と振り返る日が来るよという声も。目の前のことに一生懸命のときにはなかなか先のことまで考えられませんが、それでもいつか懐かしく思える日を想像してみると少し気持ちも変わるかもしれません。
『お迎えで楽しくしているなら大丈夫だよ。それこそ送り出すときに「今日はお外で遊べるかな？」「今日は何があるのかな？」「今日は誰とあそぼっか」「給食は何かなー？」とか楽しくなるような声がけしてあげたらいいのでは？』
『泣いちゃうよね。今日も泣くだろうなぁとこっちが泣きそうな気持ちになりながら、いざ園に着いて別れるときに泣いちゃいそうな子どもに「泣いていいよ」って言ったら泣かなくなった』
『せっかく頭いいなら「察してくれ」じゃなくてさ、明日はこういう流れで1日やります。その次の日も保育園に行きます。何回行ったらお休みになります。みたいなスケジュールをきっちり話しておいたらダメかなぁ？』
また自分の経験からアドバイスをくれたママもいました。楽しく園に行けるように送り出すときの声がけを工夫していたというママや、「泣いていいよ」と言ってみたら泣かなくなった、というママも。また投稿者さんのお子さんは「段取りが分かるとスムーズ」と園の先生が言っているようですから、「その日1日や1週間のスケジュールを話してみるといいのでは？」という声もありました。おうちでもあらかじめ先々の見通しを話しておくと安心して通えるかもしれませんね。 保育園や幼稚園に通い始めたり転園したりは子どもにとってもちろん大きなイベントですが、ママにとっても新しい変化とも言えるでしょう。環境の変化にお互い疲れてしまうこともあるでしょうが、お子さんの頑張りにも目を向けながら声がけなどを工夫して過ごせるといいですね。
文・佐藤さとな 編集・横内みか イラスト・加藤みちか