SF作家・小松左京氏のベストセラー「日本沈没」。大ヒットは予想外だった?
12月6日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、SF作家・小松左京氏の著書で、昨年50周年を迎えた「日本沈没」について、左京氏の次男で小松左京ライブラリ代表の小松実盛氏に話を伺った。
長野智子「(1973年公開の映画「日本沈没」を)改めて観たんですけども、すごく怖いんですよ」
鈴木敏夫(文化放送解説委員)「“ザ・東宝”ですよね」
長野「(実盛氏が)うなずいてらっしゃいます(笑)」
鈴木「『日本沈没』は映画も小説も大ヒットしましたけど、お父様はどのようにおっしゃっていたんですか?」
小松実盛「最初はあそこまでヒットするって思ってないんで、驚いてましたね」
長野「へぇ〜!」
小松「尚且つ実は9年かけて書いていて。その時は(日本が)高度成長でどんどんいっていたので、ちょっとこれは皆さん警戒しないといけない、という意味で書いていたのですが、そのあとにドルショックとか石油ショックとか日本がすごく落ち込んだ時に(作品が)出て、そのタイミングですごくヒットしたので、(左京氏)本人がいちばん驚いていました」
長野「小さい頃には気がつかなかったけど、(作品の中で)メッセージがいろいろ入っていたんだな、って改めて思いました」