グローバルブランドを目指して米国進出したバルミューダの第1四半期は約3億円の最終赤字
家電製品の「バルミューダ(BALMUDA)」を展開するバルミューダは5月14日、2025年12月期の第1四半期決算を発表した。売上高は21億8400万円(前年同期比7.4%減)、営業利益は2億8000万円の赤字(前年同期は2億3600万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億100万円の赤字(同1億1600万円の赤字)だった。
「グローバルブランドへの進化」を掲げるバルミューダは、3月に米国で電気ケトルを発売。北米での売上高は1億1600万円(前年同期比6.2%増)だった。4月にはニューヨークのブルックリンに「シボネ(CIBONE)」が運営する複合施設「50 ノーマン(50 Norman)」に出店する。
一方、日本国内の売上高は前年同期から17.2%減しており、15億7200万円だった。キッチン家電の売り上げが前年同期から約2割落ち込み、13億1300万円だった。韓国の売上高は3億2900万円(前年同期比14%増)だった。
バルミューダの2025年12月期の連結業績予想は、売上高は125億円(前年比0.3%増)、営業利益は2000万円(同59.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1000万円(同85.1%減)としている。バルミューダは2021年2月期に過去最高の最終利益10億1500万円を計上しているが、今期はその100分の1程度を見込む。