【横浜市青葉区】 祭愛の集い 谷戸間の交流支え20年 記念祝宴に95人
「宮元」「平川」「荏子田」「牛込」「船頭」「保木」の各谷戸宮がお囃子や太鼓、獅子舞を披露しながら街を練り歩く、青葉区内最大級の祭り「驚神社例大祭」。各宮の若手のための交流会「祭愛の集い」が、今年で20周年を迎えた。9月6日には國學院大學のレストラン「ヒルトップ」で記念祝宴が行われ、同集いの会員や来賓など95人が喜びを共にした。
祝宴は、20年間の思い出を振り返るビデオをBGMににぎやかに進行。各宮のお囃子や太鼓練習、法螺貝などの披露も行われた。お囃子披露では各宮が共演し、ひょっとこ面や獅子舞と共に会場を盛り上げた。驚神社の鳥居補修時に出た端材を使用し、会員らで協力して作り上げた特別な記念木札も配られた。
かつては同窓生や親戚など、担い手皆が顔見知りだった同例大祭。人口や学校の増加を背景に、各宮のつながりが希薄になる中、再度交流を図ろうと、2世代目にあたる当時の若手から成る「祭愛の集い」が立ち上がった。以来20年、各宮のつながり作りに貢献してきた。立ち上げメンバーの一人、荏子田神輿会の根岸成年さんは「様々な人と交流し、祭りの日も現地で楽しく話せることに喜びを感じる。これからを担う若い世代にも、自由に仲良く頑張ってもらいたい」と話していた。