中学生が市長と意見交換 相模湖地区まちづくり懇談会
自治会や地区で活動する団体らで構成され、地域の課題について話し合う「まちづくり会議」。同会議の委員と市長が対話する「地区まちづくりを考える懇談会『地域の未来を語ろうwith市長』」が11月24日、相模湖地区で開催され、懇談会に初めて中学生が参加した。
子ども目線で
同地区では少子化が激しく、中学生への参加を呼び掛けた経緯に関し河津暁代表は「地域の課題解決には、さまざまな世代の意見が重要。未来を担う子どもたちの目線で足りないもの、疑問に思うことを市長に直接投げかけるタイミングが必要と考えた」と話す。
テーマは「中学生が考える相模湖地区の未来像」。事前にアンケートを実施し、結果を踏まえて懇談会が行われた。「交通事情が悪い」「買い物が不便」などが課題にあげられ、生徒からは「移住者を増やすためにSNSを活用しては」「PRに学生が参加した方が良いのでは」といった意見があがっていた。
終了後、参加した生徒からは「相模原をより詳しく知れる機会になった。普段、市長と話す機会もないので貴重な経験になった」と述べた。
河津代表は「このような機会は今後も必要。大人の目線と子どもたちの目線で地域課題を捉えることで、見えてくる解決策がある。次につなげていきたい」と話した。