かわさきSDGs大賞 最優秀賞に保育園 経営部門は味の素
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指し、優れた取り組みを表彰する「第3回かわさきSDGs大賞2024」が決定し、最優秀賞2団体と優秀賞6団体の授賞式が10月16日、川崎市役所(川崎区宮本町)で開かれた。
今年から「経営部門」と「地域・社会部門」の2部門制となった。計15団体から応募があり、選考の結果、「経営部門」の最優秀賞には味の素(株)川崎事業所(川崎区鈴木町)、「地域・社会部門」の最優秀賞には、社会福祉法人檸檬会レイモンド元住吉保育園(中原区)がそれぞれ選ばれた。
味の素(株)川崎事業所では、他社と協力してペットボトル廃棄物の有用化を進め、「フードロス削減」のために社内の社員食堂の残飯を肥料や飼料として活用。加えて社員による事業所界隈のゴミ拾い運動「海ごみゼロ活動」を同社の東海事業所(三重県)も巻き込んで実施した。授賞式に出席した同社の鈴木航介さんは「2年前に応募して以来、社内で取り組みをより磨いてきた。近隣の事業所とも連携して評価されたので、関係会社各社にも感謝したい」と喜びを語った。
一方、レイモンド元住吉保育園では、園内で子どもたちが野菜栽培を始め、野菜を育てながら「一人一人に何ができるか」を考えながら、ゴミを減らす工夫や古着の寄付などを続けていることなどが評価された。
優秀賞は以下の通り。
●地域・社会部門プロジェクトK(川崎市立川崎高校生活科学科2年、有限会社グリーンフーズあつみ「おつけもの慶」=いずれも川崎区)▽(一社)サステナブルマップ(麻生区)▽スナイプバレー合同会社(川崎区)▽特別養護老人ホーム潮見台みどりの丘(麻生区)
●経営部門(株)ノンバーバル(高津区)▽(株)SKLO(高津区)