「女性の多様なライフステージを支えたい・女性の自立を後押ししたい」自立支援で明るい未来へ
セミオーダーのかりゆしウェア
宜野湾市にあるKIZUNA SHOP。ここでは伝統工芸やアートを取り入れたセミオーダーのかりゆしウェアなどを販売しています。主にデザインを手掛けるのは代表の野原真麻さん。顧客の体型や好みに応じて作るかりゆしウェアは大好評です。
新たな働き口として裁縫工場を稼働
今はシングルマザーとして2人の子を育てながら仕事に打ち込む野原さんですが仕事と子育ての両立に悩んだ時期もあったそうです。 「家事や育児、介護などによって変化する女性の多様なライフステージを支えたい」 こうした思いから2024年2月クラウドファンディングで資金を集め野原さんと同じアパレル事業を手掛ける仲間と小さな縫製工場MAARU FACTORYを開設しました。
野原さんの思いは多くの共感を呼びクラウドファンディングでは目標の約2倍、200万円が集まりました。 学歴や年齢も関係なく、技術さえ学べれば高収入も目指せるという裁縫業界。自宅にミシンがあれば出勤せずに働くこともできます。多様な働き方を支えられるよう、野原さんの新たな挑戦が始まりました。
食料支援よりも踏み込んだ自立支援
一方、こちらは2024年那覇市に建てられた2階建ての建物。 様々な理由で住む場所がない女性やその子どもたちに安全な住まいを提供しようと女性を元気にする会が開設した施設「ソラーナ」です。
これまで食料支援を通して困窮世帯の自立を後押ししてきた女性を元気にする会。この中で代表のゴージャス理枝さんは安全な住まいを提供することの必要性を痛感し、国の事業を活用するなどしてこの度ソラーナの開所にこぎつけました。 ここでは最大5世帯が3か月間無料で宿泊でき、入居中に生活保護手続きをサポートしたり行政などの関係機関とつないだりすることで生活の立て直しを図ります。
「女性の自立を後押ししたい」こうしてできた2つの居場所は今後も関係機関と連携しながら明るい未来を切り拓いていきます。