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杜氏が組み立てた木桶で醸した日本酒、賀茂鶴の挑戦が商品化へ

旅やか広島

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広島の酒処で有名な西条にある賀茂鶴酒造は、杜氏自らが組み立てた木桶で醸した日本酒を試験醸造しました。

 

【写真】杜氏が自ら木桶を組み立てる様子

 

木桶を使用する蔵は増えていますが、造り手自らが木桶を組み立てるのは珍しい取り組みです。

木桶仕込みでは、木桶内の微生物が酒に独特の個性を与えます。その特性を活かしながら雑味のない酒質を追求し、たどり着いたのが「生もと造り」。酵母や乳酸菌を添加せず、米と水、蔵に棲みつく微生物の力で自然発酵させる伝統的な製法です。

発酵から搾りまで約50日を要し、完成した酒は「青冴え」と呼ばれる美しい青みがかった黄色を呈します。火入れ直後はフルーティーながらも辛口で、寝かせることで旨味が増し、燗ではまろやかで深みのある味わいへと変化しました。

こうして生まれた初の木桶仕込み「ver.1.0」は、賀茂鶴オンラインストアで数量限定販売中。生もと造りならではの力強さと、熟成による味わいの変化を楽しめます。適切な保存で品質を保ちながら、ご自宅で熟成させるのもおすすめです。

木桶生もとver.1.0 純米酒 原酒

[内容量]
720ml
[アルコール分]
18度以上19度未満
[原材料名]
米(広島県産)、米こうじ(広島県産米)
[原料米]
山田錦 100%
[精米歩合]
69%
[価格]
2,200円
[販売先]
賀茂鶴オンラインストア
[特徴]
◯杜氏による自作木桶
◯生もと仕込み
◯四号蔵 蔵付き酵母
◯広島県産山田錦

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