港北TOKYUS.C. 廃食用油を提供 航空燃料の原料に
センター南の商業施設「港北TOKYUS.C.」は4月1日から、国内資源循環による脱炭素社会実現に向けた取り組み「FRYtoFLYProject」に協力。施設内の飲食店などで発生した使用済みの食用油を、プロジェクトを推進する日揮ホールディングス株式会社=西区=をはじめとした供給網へ提供している。
このプロジェクトは、家庭や店舗などで発生する廃食用油を原料とする航空燃料「SAF(サフ)」で航空機が飛ぶ世界を実現しようと行われている。
同施設を運営する株式会社東急モールズデベロップメントは、2024年4月からプロジェクトに参画し、みなとみらい東急スクエア=西区=で発生した廃食用油を提供していた。それに加えて、今年3月1日からグランベリーパーク=東京都町田市=で、4月1日から「港北TOKYUS.C.」を含む5施設での提供を開始した。合計7施設72店舗で年間約6万6000リットルの提供、CO2排出削減効果は年間約150tを見込んでいる。
サステナブルな社会へ
同社は今後、プロジェクトに関する取り組みの発信を行うほか、家庭で発生する廃食用油の回収イベントなどを開催する予定。サステナブルな社会の実現と環境に優しい街づくりに尽力していくという。