入船小児童 沖縄料理作りに挑戦 県人会が協力
市立入船小学校3年1組の児童が1月28日、横浜・鶴見沖縄県人会と協力して沖縄の郷土料理作りに挑戦した。
同クラスでは、今年度の社会科のまち探検で、地元に根付く沖縄文化に関心を持った。そこで総合的な学習の時間で沖縄の料理や生き物などについて調べ、シーサーづくりにも挑戦。そして、調べてきたことを新聞やポスターにまとめていた際に沖縄料理を実際に作りたいと思い立ち、同県人会に依頼して体験会が実現した。
今回の取り組んだのは、沖縄の郷土料理の炊き込みご飯「ジューシー」と「ゆし豆腐」の2品。県人会からは5人の役員らが参加して、児童たちに調理方法を指導した。
ジューシー作りでは包丁で人参やこんにゃくを切り、計量にも挑戦。ゆし豆腐作りでは、豆乳ににがりなどを入れて火にかけ、徐々に固まっていく様子を食い入るように見ていた。
児童たちが楽しそうに郷土料理を食べる様子を見て、同県人会の並里典仁さんは「子どもたちと一緒に料理を作れて良かった。これを機に沖縄についてより興味を持ってもらえたら」と語った。参加した児童の1人、槇莉央さんは「初めて作ってみたけれど、とても楽しかったし美味しかった。次に作る時は味の工夫もしてみたい」と笑顔で語った。