国鉄時代の「キロ28」のカラーとラインを復刻! 宮津線100周年を記念した「みやづ号」が京都丹波鉄道で運転を開始
京都丹後鉄道では、宮津線100周年を記念し、国鉄時代に宮津線を走行していた「キロ28形」をイメージしたバイバル列車「みやづ号」を、2025年2月1日(土)から運転開始します。
「キロ28」の国鉄色を再現、リバイバル列車「みやづ号」
「キロ28形」は、国鉄時代に京都~福知山・網野・城崎などを結ぶ「急行 丹後」として、1996年まで丹鉄線内を走行していました。現在、丹鉄で運行している「KTR700形」・「KTR800形」の車体側面のデザインは、キロ28形がモデルとなっています。
今回のリバイバル列車「みやづ号」はKTR700形を使用して、外装はキロ28形を模した、オレンジとクリームカラーとグリーンのラインで再現。古くからのの鉄道ファンや地域住民にとっては、昭和の鉄道情景を思い起こし懐かしさを感じる車両になっています。
ヘッドマークは、「みやづ」の文字と天橋立の「飛龍観」がイラスト化され、3月31日(月)まで装着予定。
運行区間は西舞鶴駅~豊岡駅で、乗車区間の運賃のみで乗車可能です。
京都府の舞鶴駅~兵庫県の豊岡駅を結ぶ「宮津線」
宮津線は、1924(大正13)年に、舞鶴(現 西舞鶴)~宮津間が国鉄路線として開通。その後も延伸を続け、1932(昭和7)年に舞鶴~豊岡間が全通しました。
1990(平成2)年に北近畿タンゴ鉄道 宮津線として転換開業をし、2015年からは京都丹後鉄道の宮舞線(京都府宮津市の宮津 ~ 舞鶴市の西舞鶴)、宮豊線(宮津 ~京丹後市 ~ 兵庫県豊岡市の豊岡)として生まれ変わり、現在まで約100年間、沿線地域の暮らしを支えています。
京都丹後鉄道は、西舞鶴から豊岡までを結ぶ宮津線(宮舞線・宮豊線)と、福知山から宮津までを結ぶ宮福線から成る、全長114kmの鉄道です。日本三景のひとつ、「天橋立」などがある京都府の北側や、周辺の福井県・兵庫県の日本海側などの観光にも便利な路線になっています。
「みやづ号」の運行記念企画乗車券
『みやづ号』運行開始記念企画きっぷ が、2月1日(土)から販売されます。
この乗車券は、丹鉄全線の普通・快速列車が、有効期間内(発行日より1ヵ月)なら1日限りで乗り放題。購入特典として、リバイバル列車「みやづ号」の限定缶バッチ2個がもらえます。
販売価格は、大人2,000円・子供1,000円。発売箇所は、京都丹後鉄道の福知山駅、西舞鶴駅、宮津駅、天橋立駅、豊岡駅の各駅です。
(画像:京都丹後鉄道)
数量限定のため、無くなり次第終了となるそうで、WEBや旅行会社での取り扱いはありません。
(鉄道ニュースや、旅行や観光に役立つ情報をお届け!鉄道チャンネル)