厚木を舞台に記念映画制作 主演は鈴木京香さん
厚木市の市制70周年を記念した目玉事業として準備が進む記念映画の制作。1月20日には主演を鈴木京香さんが務めることが発表された。
映画「キリコのタクト〜YELL〜」は、厚木市出身の映画プロデューサー・神品(こうじな)信市さんが市に呼びかけて制作が決まった。監督は、「レッドシューズ」(2023年)、「レディ加賀」(24年)などを手掛けた雑賀俊朗さんが務める。
映画は、数々の合唱コンクールで全国一位を獲得してきた鈴木京香さん演じる高校の音楽教師・原田貴理子が失踪し、教え子が仲間と記憶をたどりながら彼女の謎に迫っていく物語。別れや再会、旅立ちなど、若者たちの友情と恩師とのストーリーを描く。
出演者には、厚木ゆかりの俳優陣も名を連ねる。厚木高校出身の名取裕子さんは貴理子が慕う先輩教師、厚木生まれの榊原郁恵さんは、貴理子が勤める高校の校長役を務める。ほかにも、同映画のアンバサダー役を務める宅麻伸さんも出演する。
クランクインは今年夏、公開は来年4月以降を予定。撮影は全て厚木市内で行われる。制作に向け、神品さんは「厚木という場所に行ってみたい、住んでみたいなと思ってもらえるような作品にしたい。厚木を楽しんでいただき、世界発信できれば」と意欲を。
3月8日キックオフイベント
雑賀監督や鈴木京香さんら出演者が参加するキックオフイベントが、3月8日(土)に厚木市文化会館で開催される。午前10時30分から正午。
「映画によるまちづくり」と題した講演会や、監督と市長による討論会、出演者による座談会のほか、昨年11月に行われた高校生役のオーディション合格者が合唱を披露する。
定員は市内在住在学在勤者600人。市企画政策課や市ホームページにある申請書に記入し、直接または郵送、ファクスで申し込む。2月20日(木)必着。ホームページからも応募可能。
問い合わせ・申し込みは同課【電話】046・225・2450/〒243-8511厚木市企画政策課/【FAX】046・225・3732へ。
第2次オーディション
キックオフイベントの同日には、映画出演者を決める第2次オーディションも行われる。
役柄は、【1】貴理子の教え子の家族【2】看護師、高校教師、警察官、病院関係者など。市内在住在学在勤者が対象で、【1】は5歳〜8歳の女性1人、【2】は16歳〜60歳12人程度。2月15日(土)までに市ホームページから申し込む。
(問)市広報シティプロモーション課【電話】046・225・2040