南果歩、平田満ら出演 横山拓也作・演出 ala Collectionシリーズ vol.16『ハハキのアミュレット』の上演が決定
2025年9~10月、岐阜・東京にて、ala Collectionシリーズ vol.16『ハハキのアミュレット』が上演されることが決定した。
岐阜・可児市文化創造センターalaでは、<ala Collectionシリーズ>と銘打って、複数の公共ホールと連携しながら、毎年質の高い演劇作品をアーティスト・イン・レジデンスで創作し、可児、東京、そして全国へと作品を発信している。
本シリーズ16回目を数える今回は、社会問題に鋭く切り込む観察眼に加え、ユーモアとエンタテイメントを盛り込んだ緻密な会話劇に定評のある横山拓也を作・演出に迎え、同族経営の後継者問題で揺れ動く家族の葛藤を炙り出す新作『ハハキのアミュレット』の創作に挑戦する。
タイトルの<ハハキ>とは、「掃く」の名詞形で、ホウキの語源。主演は凛とした強さと華やかさを合わせ持つ南果歩、その兄役を熟練の演技で存在感を増す実力派の平田満が演じる。
日本企業の90%以上が同族経営といわれ、核家族化や経済の低迷による企業の弱体化が進む今、後継者問題はもはや避けられない社会課題。棕櫚箒(しゅろほうき)作りを営む家族に焦点を当て、ユーモアを盛り込みながら、家族であることの生き辛さ、時と共に変化するライフスタイルと広がりゆく世代間ギャップ、それでも変わらない家族愛と生きていくことの尊さをドラマチックに描く。