横浜中華街で進化する「食べ歩き」グルメ!注目の「小吃(中華系軽食)」5選を食べ比べしてみた!
横浜中華街と言えば、やっぱり「食べ歩き」。レストランでの食事ももちろん最高ですが、あれこれ食べ歩きをしながらの散策もまた楽しいものです。
横浜中華街での食べ歩きグルメの筆頭は依然として肉まん・あんまんといった中華まんじゅう類です。しかし、その陰でジワジワと増えている中華系の軽食。
中国語では「小吃(シャオツー)」と呼ばれる、これらのうち、特に注目すべき一品ばかりを5種ピックアップして食べ比べします。
【桃香園】「台湾唐揚」&「北京ダック」を口にすれば気分は台湾&北京!
まずは横浜中華街の関帝廟通りと市場通りの小さな路地の交差点に店を構える『桃香園』へ。
こちらは、肉まん・あんまん以外の本格小吃をいくつもラインナップしています。ここでは特に注目すべき「台湾唐揚げ」と「北京ダック」をいただくことにしました。
まず、「台湾唐揚げ」は、鶏ムネ肉を叩き薄く広げたものを、独特の配合の粉類で唐揚げにしたもの。元々は台湾の夜市で浸透したことからこの名前になっています。
衣の独特の風合いのパンチが強く、中の鳥ムネ肉のほうが脇役のようにも感じる一品ですが、これがなかなか癖になる味。ビール片手に散策するお父さんの良いおつまみにもなりそうです。
そしていただいたのが「北京ダック」。高級料理の「北京ダック」を小売りにしたような小吃ですが、これがまた美味。特に蒸し暑い季節の食べ歩きには持ってこいで、「肉まん・あんまんはちょっと重いんだよなぁ」なんていう人にもオススメ。
「台湾唐揚げ」を食べながら歩けば台湾の夜市にいるかのようで、「北京ダック」を食べればそこはまさしく北京の食堂街にいるような気分に。
横浜中華街に行ったら、ぜひとも食べてほしい2品でした。
『桃香園』
・住所:神奈川県横浜市中区山下町190
・アクセス:みなとみらい21線「元町中華街駅」より徒歩7分
【王府井】「上海ミートパイ」&「胡椒餅」はどちらもヤミツキ感十分!
続いては、横浜中華街の「食べ歩き」で絶大な人気を誇る中華街大通りの『王府井』へ。
元々は小籠包が有名な店ですが、その店先では、複数の「食べ歩き用」の本格小吃を販売しています。こちらでは「上海ミートパイ」と「胡椒餅」をピックアップしてみました。
まずは「上海ミートパイ」からいただきます。バターと小麦の香り漂う優しい風合いのパイ生地の中にギュッと詰まった肉餡がベストマッチで、これがなかなか癖になる味わい。
フワフワホクホクの肉まん・あんまんも美味しいですが、「暑い日」は少々キツく感じるもの。そんなときにもってこいの本格小吃だと思いました。
そしてもう一品の「胡椒餅」もいただきます。
白胡麻がたっぷり乗せられ硬めに焼き上げたパン生地をかじると、中から胡椒の風味たっぷりの肉餡がお目見え。青ネギ他の野菜類との相性も抜群でこれまた美味。
この胡椒味がなかなか後を引く味わいで、一度食べたら忘れられないヤミツキ感があります。さすが小籠包の名店。肉餡系の小吃もまた絶品でした。
『王府井』
・住所:神奈川県横浜市中区山下町191-24
・アクセス:みなとみらい21線「元町中華街駅」より徒歩7分
【香港飲茶専門店 西遊記】女子受け抜群の「叉焼メロンパン」は甘味と塩味の絶妙なハーモニー
そして最後にいただくのが、中華街大通りの『香港飲茶専門店 西遊記』の店先で売られる「叉焼メロンパン」。
香港飲茶の定番メニューが食べ歩きで味わえるとあり、連日大人気で時間帯によって売り切れになっていることもある人気の小吃です。
いわゆるメロンパンのように硬めに甘く焼き上げられたパン生地をかじると、中から甘辛い叉焼がお目見え。
甘味と塩味の全体のバランスが絶妙で、これがまたバクバク食べたくなる味。女子受け抜群の一品でもあり、食べ過ぎ要注意の美味しさでした。
『香港飲茶専門店 西遊記』
・住所:神奈川県横浜市中区山下町149-14
・アクセス:みなとみらい21線「元町中華街駅」より徒歩7分
いずれも数百円で買える必食の本格小吃ばかり!
ここまで横浜中華街の肉まん・あんまん以外の本格小吃ばかりをご紹介しましたが、いずれも「ここでしか食べられない」ものばかり。それでいて数百円で味わえる手軽さも最高で、肉まん・あんまんよりも軽く口にできるのもまた良いなと思いました。
さて、ここまで読んでくださったあなたはどの小吃が気になりましたでしょうか。
ぜひあなた好みの一品をチョイスして味わってみてくださいね。
(うまいめし/松田 義人(deco))