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新しい家族に『成猫』を迎える3つのメリット

保護猫カフェやシェルターには＂ずっとのお家＂を探す成猫達がたくさん。なぜ、子猫よりも家族が見つかりにくいのでしょう。

おそらくネックになっているのは「懐いてくれるかどうか」「新たな環境に適応できるかどうか」です。

しかし、これらの心配事を跳ね除けるほどの魅力が成猫にはあります。ここでは、成猫をお迎えするメリットを3つ紹介いたします。

1.性格や個性が把握できる

成猫は子猫とは違い、ある程度の性格や行動傾向などが定まっています。

飼い主さんが求めている性格と、猫側が求めている環境が合致すればその分、適応するまでにかかる時間も精神的な負担も減らすことができます。

猫と暮らすビジョンがよりはっきりした飼い主さんには、成猫をお迎えするメリットが大きいといえるでしょう。

2.急病や思わぬ怪我が少ない

成猫は子猫と比べて行動に落ち着きがあり、生活リズムもルーティーン化されています。また、いわゆる子猫クライシスと呼ばれる時期も過ぎているため、急病や思いがけない怪我に遭遇する頻度も少ないでしょう。

ちなみにクライシスとは危機のことで、離乳時期に感染症にかかりやすいことや、食事の切り替え時期に発覚するアレルギーや好き嫌いなどによる体調不良などのことを指します。

食の好みや生活パターンが分かりやすい成猫は、どこか安心感を持ってお迎えすることができます。よって、猫と暮らした経験が全くない飼い主さんには案外成猫がマッチすることが多いのです。

3.家を空けやすい

これまで紹介してきた内容は、家を空けやすいというメリットにもつながります。猫の性格にもよりますが、イタズラをあまりせず、適度に自立した猫であれば留守番も苦になりません。

むしろ自分だけの時間をゆったり過ごせるので、ストレスフリーな生活を送ることができるでしょう。

日中はほぼ留守にしてしまう方や、あまり頻繁には構ってあげられない方には成猫がおすすめです。

ただし、快適に過ごせる環境はしっかりと整えてあげる必要があります。清潔なトイレや新鮮な水が飲める環境、空腹が満たせるように餌場などを準備してから外出するようにしてください。

帰宅後は体調の変化や排泄物の様子など、見た目には現れにくいトラブルが起きていないかチェックすることをお忘れなく。シニアに近い年齢では、早期発見を目ざしたい病気が潜んでいることがあります。

もしも異変に気づいた際は、早めに動物病院を受診しておきましょう。

まとめ

成猫は子猫と比べて、性格や行動パターンが把握しやすい・急な体調不良や思わぬ怪我が少ない・家を空けやすいなどの特徴があります。

これらを逆手に取ると大きなメリットが生まれ、やりポジティブな存在に思えるでしょう。もちろん安易な気持ちでは壁に衝突して、挫折を味わう可能性があります。

一方、各々の猫に合った環境作りや脱走対策などを綿密に計画すれば迎えやすくなるでしょう。猫初心者の方や生活リズムに特徴がある方、そして理想の暮らしを思い描いている方は、成猫をお迎えすることも選択肢の一つにしてみてはいかがでしょう。

気になる方は保護猫カフェに足を運んでみたり、実際に成猫から家族になった飼い主さんの経験談などを見聞きしてみると良いでしょう。子猫には子猫の愛らしさ、成猫には子猫に負けないくらいの魅力が満載です。

これを機に、多くの＂大人保護猫＂と飼い主さんが幸せの切符を手にできますように。