コミハ開設に尽力 高田地区 相沢会長に感謝状
区民の生涯学習や地域活動の場の拠点となる「コミュニティハウス(以下、コミハ)」。区内7カ所目、高田地区では初となる「たかたコミュニティハウス」が4月1日に高田東3丁目に開設された。
区は4月21日、開設に向けて組織された整備委員会の委員長を務め、市に同コミハの土地・建物を提供した高田町連合町内会の相沢一夫会長に感謝状を贈呈した。
同地区へのコミハ開設を巡っては、区の担当者によると、約20年前から構想があったが、土地の取得や場所の確保が困難で頓挫してきた経緯がある。区内のコミハには日吉台中や下田小など学校併設型コミハ(コミュニティ・スクール)もあるが、同地区の高田小・中、高田東小はいずれも丘の上にあり、高田駅や幹線道路(日吉元石川線)付近の住民が利用しづらいという理由で断念。昨年オープンしたイオンスタイル横浜高田の建設計画が上がった3年前には、師岡コミハ(トレッサ横浜内)のような施設内への開設を模索したが、店舗面積等の理由で実現には至らなかった。
その後、現在の場所であれば、市が借り上げる形で開設できるとの話が浮上し、土地の持ち主である相沢会長が協力を買って出た。相沢会長は「無事に開設でき、地域の人たちが喜んでくれて良かった。これから交流の場として有効に活用してほしい」と述べる。また、今後は投票所としての活用などもできるよう、区に呼びかけていきたいとしている。