【静岡県中学総体サッカー結果一覧】静岡学園が5−0で常葉大橘を下して頂点に。5試合で43得点と攻撃陣が爆発
静岡県中学総体のサッカーは7月29日、藤枝総合運動公園サッカー場で決勝を行った。静岡学園が5−0で常葉大橘を下し、2年ぶりの頂点に立った。
両チームは8月7〜9日に静岡県内で行われる東海大会に出場する。東海大会4県の8チームのうち上位3チームが8月17〜22日に宮崎県で行われる全国大会の出場権を獲得する。
静岡学園、攻撃陣が躍動
静岡県総体5試合で43得点1失点。初戦から一度も手こずることなく、テクニシャン集団の静岡学園が王座を奪還した。
常葉大橘との決勝も自慢の攻撃陣が躍動した。前半30分、トップ下の亀川潤(LIBERDADE静岡出身)がゴール前の混戦から落ち着いて押し込んで先制。
一気にギアを上げたのは後半だ。2分、1トップの吉澤心(ピュアFC出身)がこぼれ球を蹴り込むと、13分に再び吉澤が魅せた。ゴール正面でボールを受けると、巧みな切り返しで相手を翻弄。右足に持ち替えて、狙い澄ましたシュートを決めた。「うまくパスが来たので自分で仕掛けるしかないと思った。決めることができてよかった」
16分には、先制点を決めた亀川がエリア外から思い切りよく左足を振り抜き、ゴール左上を射抜くゴラッソ。終了間際には、ロングパスに抜け出した山田優志がGKとの1対1を落ち着いて決めてダメ押しした。
昨年は県総体、東海総体ともに準優勝。全国大会は準々決勝で神村学園(鹿児島)に2−3で敗れて8強止まりだった。16年ぶりの全国制覇に向けて、チームの士気は上がっている。
10番を背負う2ゴールの亀川は「2点目(のゴラッソ)はいつも通り、練習してきた形だった。全国大会で自分の持ち味を出しながら優勝したい」と意気込み、岡島弘高監督は「東海、全国ともに出場するからには優勝を目指すが、勝てばいいというわけではない。1試合ずつ徹底して、自分たちのやりたいサッカーにチャレンジしたい」と語った。
大会結果
<1回戦>
静岡学園 9−0 焼津・大村・東益津
浜松神久呂 3−0 伊豆の国韮山
大里中島 2−0 掛川東
磐田福田 1−0 掛川西
浜松天竜 3−0 富士岳陽
浜松曳馬 1−0 函南東
静岡安東 3−1 浜松開成
東海大翔洋 8−0 御殿場高根
常葉大橘 6−0 富士宮第一
加藤学園暁秀 5−1 裾野東
浜松富塚 3−2 富士南
磐田東 11−0 三島北
藤枝 2−0 磐田南部
浜松東陽 1−1 大富・大井川・和田
(PK4−2)
藤枝高洲・大洲 7−0 静岡東
浜松開誠館 9−0 アレスグートSC
<2回戦>
静岡学園 11−1 浜松神久呂
磐田福田 1−1 大里中島
(PK5−4)
浜松天竜 3−0 浜松曳馬
東海大翔洋 4−0 静岡安東
常葉大橘 3−0 加藤学園暁秀
磐田東 3−0 浜松富塚
藤枝 2−1 浜松東陽
藤枝高洲・大洲 0−0 浜松開誠館
(PK5−4)
<準々決勝>
静岡学園 13−0 磐田福田
東海大翔洋 3−2 浜松天竜
常葉大橘 2−0 磐田東
藤枝 2−2 藤枝高洲・大洲
(PK4−2)
<準決勝>
静岡学園 5−0 東海大翔洋
常葉大橘 3−1 藤枝
<決勝>
静岡学園 5−0 常葉大橘