【熊本市東区】目にも涼しい無料で楽しむ江津湖のミニ水族館!?
暑い夏!出かけるにも暑いし…涼しくてお財布にも優しく過ごしたい!そんな願いをかなえてくれるスポットが熊本市動植物園のすぐそばにあるんです。勉強にもなるので子連れのみなさん必見です。
チケットはいりません!入場無料です!
熊本市東区の熊本市動植物園西門の横に2年前に出来たのが、ここ「水辺のインフォメーションセンター」。 見るからに立派な施設です。自動ドアを進むと、看板が。あ…既に涼しい(笑)
意外性たっぷり江津湖の魚たち
中に入ってみると、大きなパネルと水槽がずらりと並んでいます。
さて、どんな生き物が住んでいるんでしょうか。
なになに!?二ホンウナギが江津湖に!?環境省絶滅危惧種って書いてありますよ! そのほか、清流の女王アユに、海のイメージの強いスズキまで。 江津湖の豊富な湧水で、水温が一定に保たれているため魚たちにとって住み心地がよく、海からのぼってきたスズキも住み着いてしまうほどいい環境なんです。 こちらの施設の一押しは、タナゴ! タナゴといっても種類がたくさんあるそうなのですが、希少なタナゴが数多く展示されています。 いま画像に写っている魚は全部タナゴ・・・(笑)
7種類ものタナゴを一度見みられる施設はなかなか珍しいそうですよ。 背びれに星のようなきれいな模様が出ているセボシタビラに
少し平べったくて花びらみたいなニッポンバラタナゴ。
(ごめんなさい。魚の撮影は難しすぎました。ぜひご自身の目でお確かめください。)
ちなみにこちらは外来種にも似たバラタナゴがいて、外来種との繁殖が進んでいるため、「ニッポンバラタナゴ」と明示できるのはかなりレアなことなんですって!! 江津湖の自然の豊かさに気づかされるとともに、在来種が少なくなってきていることへの危機感などなど、勉強になりますね。
夏はタナゴ達の恋の季節
実はこのタナゴたち、多くが恋の季節を迎えているんです。 タナゴはオスが繁殖期になると体の色をほんのり赤くして、メスにアピールしたり、ほかのオスに力を誇示したりしているそう。
鳥類も大体オスが鮮やかな羽を持っていたりしますよね。 この色の変化は大体秋ごろまで見られるそうで、この日見た中でもオスとメスの違いがはっきりとわかりましたよ。 いわゆる川魚って地味なイメージでしたが、とても美しかったです。 また、美しさとは裏腹に、大きな水槽の方では、赤く色づいたオス同士の熾烈なバトルも行われていたのでそちらも見物です。
ブラックバスが水槽で泳いでる!!
江津湖の環境を守るためにパネルでは外来生物の悪影響についてもしっかりと紹介されています。
大きな口を持っているブラックバスなんかは小魚たちを丸飲みしてしまうので在来生物にとって恐ろしい存在です。 ここではその外来生物も水槽で展示されています。 バス釣りを趣味にしている人以外は、なかなか見る機会がないのではないでしょうか。 こちらはオオクチバス。
体も大きくて…って体全体を写そうとすると、絶対こちらに顔を向けてきます(笑)
餌をもらえると思っているのか、はたまた餌だと思っているのか、何度撮ってもカメラ目線。 たしかに口が大きくて怖い気もしましたが、本当は外来生物にも罪はないんですよね。 持ち込んで放してしまった人間の責任です。いろんなことを考えさせられます。 このように、無料でしっかり学びにもなってし、しかも涼しい!! ちょっとした調べものができるようなフリースペースも設けられています。
生き物についてのパネルや水槽は撮影可能ということなので、夏休みの自由研究にもおすすめです。 土日祝日の午前11時15分ごろからは、これまた無料で館内のガイドも行われています。 江津湖愛たっぷりの係員さんのお話もとても面白いですよ。