全国アイスクリームフェスティバル2024(2024年8月11日開催)~ 100種類以上のご当地アイスをボートレース児島で味わいました
そうめん、かき氷、冷やし中華……夏に食べたくなる冷たい食べものはいろいろありますが、特に気軽に食べられるアイスクリームは猛暑を乗り越える強い味方です。
コンビニで買える定番のアイスや、地元の人に愛されるご当地アイスなど、アイスクリームにもさまざまな種類があります。
2024年8月、ボートレース児島では100種類以上のご当地アイスが集まる「全国アイスクリームフェスティバル2024」が開催されました。日本全国から集まったご当地アイスは、倉敷ではなかなか見かけられないレアなものばかりです。
夏ならではのイベントに惹かれて、筆者も母を連れて参加してきました。
全国アイスクリームフェスティバル2024とは
全国アイスクリームフェスティバルは、ボートレース児島で開催されたイベントです。
2024年8月1日(木)から22日(木)のレース開催日におこなわれ、ボートレース場内で100種位以上のご当地アイスが販売されました。
沖縄県の「ブルーシールアイス」や鹿児島県の「しろくまアイス」のような、物産展でも見かける王道のアイスクリームもあれば、「ニンニクアイス」や「ナスのアイス」といった、味の想像もつかない珍しいアイスクリームも並びます。
バラエティ豊かなアイスクリームが100種類以上もあるため、家族や友人とシェアする人たちが多い印象でした。
また今回のイベントでは、通常の販売価格よりもお得な値段で購入できるので、いろいろなアイスクリームを食べ比べしたくなります。
ボートレース児島は、レース開催日に限り無料の直行バスが出ているため、会場に行きやすいのもうれしいポイントでした。無料バスの発車駅は以下のとおりです。
・JR児島駅便
・倉敷駅便【塩生経由】【天城経由】
・金光駅便【新倉敷駅経由】
・天満屋便
老若男女楽しめる、夏にぴったりなアイスクリームフェスティバル。当日のようすを紹介します。
イベント当日のようす
8月11日(日)、筆者はJR倉敷駅から出ている無料の直行バスを利用し、ボートレース場に向かいました。
ボートレース児島は入場料に100円がかかります。小銭が無い場合でも入場ゲートのすぐそばには両替機があるので安心です。
夏休みシーズンなので、ボートレース場内ではさまざまなイベントがおこなわれていました。
小さな子どもが楽しめる水遊びのスペースには行列ができていました。猛暑にも負けず、元気よく遊ぶ子どもたちの声が響いています。
島根県松江市の特産品マルシェも同日開催されていました。普段見かけない特産品が並んでいて気になりますが、まずはアイスクリームフェスティバルの会場へ向かいます。
向かう途中、ちょうど練習中のボートレース選手を見られました。青空の下、海の上を走るのは気持ち良さそうですね。
アイスクリームの詰まった冷凍庫が並ぶ会場
ボートレース場の奥のほうに進んでいくと、アイスクリームフェスティバルの入場口が見えてきました。今回のために用意された特設会場だそうです。
アイスが描かれたかわいいデザインの壁を抜けて、まずは買い物中に使える保冷バッグを受け取ります。保冷バッグは会計時に返却する仕組みです。
会場には、奥に向かってずらりと冷凍庫が並んでいました。地方ごとに分けられており、事前に食べたいアイスクリームを決めていた人はお目当てを探しやすいと思います。
子どもと一緒にアイスクリームを選ぶ家族も多く、「お母さんの好きなイチゴ味があるよ!」「これってどんな味がするの?」など、ほほえましい会話が広がっていました。
特設会場の壁には、100種類以上のアイスクリームが紹介されています。筆者は事前に買うアイスクリームを決めていましたが、読み応えのある紹介文を読んでいると悩んでしまいそうです。
冷凍庫にはポップも飾られており、スタッフのおすすめアイスなどもわかるようになっていたので、悩んでいる人はおすすめアイスを参考にするのも良いかもしれません。
また、冷凍庫をのぞいているだけで気になる名前のアイスクリームや、目を惹く見た目のアイスクリームと出会えるので、直観で選んでも楽しめそうです。
購入するアイスはお会計まで保冷バッグの中に入れておきます。保冷バッグのおかげで安心して買い物ができました。
お会計を済ませて、ボートレース場内のベンチに移動しました。
ボートレース場にはテーブル付きのベンチが数多くあり、食べる場所に困ることはありませんでした。せっかくなので、ボートレースが間近で見られる席に座ってアイスクリームを食べることにします。
ご当地アイスを4種類食べ比べ
筆者が選んだアイスクリームは「ツインリーフ 静岡名産アイスうなぎ」と「三陸うにアイス」。一緒に来ていた母は「黒飴あいす」と「長門牧場 ソフトクリーム入りどら焼き」を購入しました。
一番気になっていた宮城県の「三陸うにアイス」からいただきます。
フタを開けてみてまず驚いたのが、アイスクリームの上に立派なうにがトッピングされていたことです。
塩味のきいたミルクアイスにうにが混ざっており、三陸の海を感じられる味です。生臭さは一切無く、濃厚なうにの風味とミルクアイスがマッチしていました。夏なので塩分も補給できるのはうれしいです。
続いて、母が購入した長野県の「長門牧場 ソフトクリーム入りどら焼き」を食べてみます。
どら焼きの皮は薄皮で、冷凍庫に入っていたとは思えないほどモチモチの食感です。中のソフトクリームも冷たい生クリームのようで、牧場のアイスならではの濃厚さがたまりません。半分こがしやすく、手に持って食べられるので、子どもでも食べやすいアイスクリームだと思いました。
アイスクリームを食べている横で、ボートレースがスタートしました。爽快なボートレースを楽しみながら、おいしいアイスも食べられて、なんだかお得な気分です。
3つ目に食べたのは、青森県新郷村の「黒飴アイス」です。筆者はこの時に初めて黒飴が新郷村の特産品だと知りました。
本物の黒飴を食べたことはありませんが、味は和風キャラメルのようなコクのある甘さでした。ほのかに香ばしさも感じられる、どこか懐かしいアイスクリームです。購入した4種類の中でもっとも甘さがありました。
最後に、静岡県の「ツインリーフ 静岡名産アイスうなぎ」を食べてみます。味の想像がまったくつかずに購入したアイスクリームです。
味は、山椒の風味とうなぎ特有の香ばしさを感じられるミルク風味のアイスクリーム。甘さよりも山椒とうなぎの風味が上回る独特な味で、ミルクの中にうなぎのコクを感じます。人生で初めて食べた味でした。
個性豊かな4種類のアイスクリームを食べてみて、それぞれ特産品を生かしたおいしさがあると思いました。倉敷では見かけないアイスクリームが大半なので、今回のイベントで貴重なご当地アイスが食べられて良かったです。
余裕があれば、何度か通ってアイスクリームを制覇したかったです。ご当地アイスを多く知られたので、いつか旅先で出会えたら良いなと思います。
最後はかわいらしいフォトスポットで記念写真を撮って帰りました。
おわりに
100種類以上のご当地アイスが並ぶ全国アイスクリームフェスティバル。
筆者は事前に購入するものを決めてから行きましたが、会場に着くと魅力的なアイスクリームが多く、目移りしてしまいました。
「黒飴は青森県の特産品」など、アイスを通じて日本全国の特産品を学べたので、食べる以外の楽しさもあったように思います。
またアイスはさまざまな食材と相性が良いことがわかり、「倉敷の特産品でアイスを作るなら……」と考えるのも面白かったです。
当日は特産品マルシェや水遊びスペースなど、幅広い世代が楽しめるイベントが複数開催されており、ボートレース場はにぎやかでした。
今後もいろいろなイベントが開催されるそうなので、休日のおでかけ候補にぜひチェックしてみてください。