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■移住したい地方　1位は長野県、3位に静岡県

不動産を買い取って再販する事業を展開する「AlbaLink」が地方移住に関するアンケートを実施した。静岡県は移住したい地方の3位に入った。移住してやりたいことのランキングでは、「農作物の栽培」が2位に大差をつけて1位だった。

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AlbaLinkは11月8日から22日にかけて、地方移住に興味がある20代以上を対象にしたアンケートを行った。インターネットによる任意回答で、306人から回答を得た。その結果、地方移住したい自治体のトップは全体の18％を占めた長野県で、静岡県は3位だった。

【地方移住したい自治体】

長野県　18.0％

沖縄県　11.1％

静岡県　9.5％

北海道　6.9％

千葉県　4.6％

福岡県　4.6％

山梨県　3.6％

熊本県　3.6％

アンケート結果を受けて、AlbaLinkは「全体として自然環境の良さと暮らしやすさが両立できるエリアがランクインしています。1位の長野県は移住支援金などが充実していることも、移住先として選ばれる理由の一つと考えられます。また、沖縄県や静岡県などは温暖なことから、気候がいい場所に移住したいという方に人気です。自然を満喫できることに加え、快適な生活環境も移住先選びのポイントになっているようです」と分析している。

■地方移住でしたいこと　農作物の栽培が断トツ

地方移住でしたいことを問う内容では、「農作物の栽培」がダントツだった。全体の53.6％に上り、2位に入った「自然を満喫できる暮らし」の8.2％を大きく引き離した。上位7つは以下の通りだった。

【地方移住でしたいこと】

農作物の栽培　53.6％

自然を満喫できる暮らし　8.2％

アウトドア活動　7.8％

庭を生かした暮らし　7.8％

広い家・庭のある家に住む　7.5％

リモートワークの実現　7.2％

ペットとの暮らし　4.9％

地方移住に譲れない条件は「買い物に不便がない」がトップで、3人に1人が回答している。首都圏で生活していると免許や自家用車がない人も多く、徒歩や自転車で移動できる範囲にスーパーやコンビニを求める傾向がある。

2番目に多かった「医療機関の充実」は自身の通院に加えて、子育て世代の需要も高い。回答者の7割近くが40代以上で、「家族でかかれる病院」や「総合病院」を希望する声が大きかった。

【地方移住に譲れない条件】

買い物に不便がない　33.3％

医療機関が充実・近い　19.6％

教育施設が整っている　10.8％

交通インフラが整っている　7.5％

地域住民との程よい関わり　4.6％

アンケートでは「地方移住に興味を持ったきっかけ」も調査。AlbaLinkは「都会生活での金銭的な負担や心理的なストレスから地方移住に興味を持つ人が多く、特に農作物の栽培や自然の満喫といった都会では実現が難しいライフスタイルを求める人が多いとわかりました。一方で、移住先の条件に生活インフラや交通インフラの充実が挙げられていることから、利便性を重視する思いも伺えます」としている。

（SHIZUOKA Life編集部）