春の花のリレーが展開中、桑名市の「なばなの里」、梅、河津桜、チューリップへと見ごろ次々
三重県桑名市長島町の「なばなの里」で、梅から桜へと春の花の見ごろのリレーが展開中だ。ライトアップもあるしだれ梅は今が盛りで、運がよければ今週末の日曜日も楽しめそう。河津桜は五分から七分咲きまでになってきたという。「花ひろば」ではすでに早咲きのチューリップが一角を彩っており、畑一面を赤や黄などに染めるまで、あと少しだ。
冬の寒さが長引いて、今年は全国的に開花が遅れた春の主役たち。約3000坪の梅園に330本が咲くしだれ梅は、足元に咲くスイセンとともにほぼ最高潮で、たくさんの人が散策し、カメラを手にしている。
園内の池の周りなどにある約300本の河津桜は、遠くから眺めるとピンクの霞のよう。中国料理店のある付近では、通路の両側に花をつけた枝が重なり、桜のトンネルになっている。3月下旬まで見ごろが続きそうだという。
ピンクの霞になった池の周囲の河津桜
花ひろばでは3月中旬~4月中旬が「チューリップまつり」。早咲きの花だけでなく、やがて、約1万3000坪に約200種類180万球が赤、白、黄色と咲きそろう。3月下旬にはソメイヨシノ約300本も咲き始めて、チューリップとの競演を見せる。
早咲きが来場者を迎える「花ひろば」のチューリップ
春が本格化し、4月中旬には、初夏へとリレーする花、ネモフィラが花ひろばの主役になって広がり、5月中旬まで「ネモフィラまつり」が開かれる。