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【南海ロゴも維持】銚子電鉄22000形第2編成の「観光列車」のお披露目・出発式が開催!

鉄道ホビダス

photo:萩原祐佳 
開催日時:2025年3月1日 場所:仲ノ町駅構内・観光列車車内
取材協力:銚子電気鉄道・南海電気鉄道

 銚子電気鉄道は、「観光列車」としての改修を進めていた22000形第2編成を、3月1日にメディア関係者に公開、出発式を執り行われました。銚子電気鉄道は、南海電気鉄道が所有していた2200系譲り受け、第1編成が2023年8月15日に譲受し、2024年3月29日から営業運転を開始しています。第2編成は2024年8月に譲受し、「観光列車化」することを目指し、2024年12月から1月にかけクラウドファンディングを実施。総額12,010,569円を支援があり、「観光列車」として改修を進めていました。22000形観光列車は「次郎右衛門」と命名され、この列車の運行開始予定時期は、4月1日を見込んでいます。なお、列車は通常ダイヤの中で運行する予定としています。

【写真】銚子電鉄22000形第2編成「次郎右衛門(じろうえもん)」の詳細写真はこちら!

■出発式

▲出発式の様子。右の現行南海カラーの車両が新しい22000形第2編成。

 竹本勝紀銚子電気鉄道代表取締役社長、梶谷知志南海電気鉄道取締役鉄道事業本部長、越川信一銚子市長、銚子電気鉄道アンバサダー・YouTuber リンリンさんら関係者が出席し、「キップカット」、22000形第2編成と愛称名、ヘッドマークをお披露目が行われました。
 竹本社長は、「銚電のフラッグシップとして観光改造を施し、乗って楽しい日本一のエンタメ鉄道をめざす銚子電鉄にふさわしい、わくわく感に満ちた車両に仕上がっています。改造に際し、南海電鉄の加太線や、当社と姉妹鉄道の契りを交わしている和歌山電鐵の車両を参考にしました。この車両がたくさんのお客様を乗せて、ゆっくりと、力強く、末永く走り続けることを願います」と話しました。また、出発式の後に行われた体験乗車会では、YouTuber リンリンさんに委嘱状交付式も行われました。

■愛称お披露目

 愛称は「次郎右衛門(じろうえもん)」と命名。これは江戸時代に紀州(現・和歌山県)から銚子へと渡り、漁業技術の伝承や漁港の建設、外川のまちづくりに尽力した偉人﨑山 次郎右衛門に由来している。大阪・和歌山から銚子へ渡ってきた22000形第2編成も長く愛される車両になってほしいとの願いを込め、愛称を「次郎右衛門」と命名したといいます。

■車内
 車内は、社員がたくさんのアイデアを出し合い、良いものを取り入れたとのこと。ひまわりや魚のデザインのなかには隠れキャラ的なデザインも。銚子電鉄の担当者は、「これから鉄道の良さを知ってもらうのに、手作り感が必要。その想いを特に地域の方に伝えていかなければならないので、その想いを大切にしています」と話しました。
 2両ともロングシートを採用していますが、乗務員室後方には前面展望が可能な座席を各車両2ずつ配置しています。

 ●銚子方
 銚子方車内は、猫とひまわりをイメージした内装とし、ひまわりが咲く様子をシートの柄に採用。外川には猫が多く生息し、またひまわりは君ヶ浜のものをイメージし、内装はひまわりの中に猫がいるイメージとしています。カウンター付近にも猫がデザインされる上に、床面には猫の足跡も。一部つり革にも猫をイメージした形状を採用しています。

 ●外川方
 外川方車内は、魚をイメージした内装としています。銚子ぽるとがる友好協会が公募し、銚子の方が応募したものがデザインになったものを採用。連結部付近には4人で座れるボックスシートとテーブルを設置し、つり革も魚をイメージした形状を採用しています。

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