児童がティンガティンガ描く 蒔田小学校で文化交流会
東アフリカ・タンザニア生まれの現代アート「ティンガティンガ」を通じて現地の暮らしについて学ぶ文化交流会が4月23日、南区の蒔田小学校で開かれた。南区出身でタンザニアに30余年暮らす島岡強さんが、画家のヤフィドゥ・アリ・マカカさんらと来日。4年生約70人を対象に、タンザニアの文化や暮らしなどについて説明した。
ティンガティンガは約50年前に誕生した絵画様式で、ペンキ6色のみで動物や自然風景を表現する。児童はゾウやキリンが描かれた下絵に、自由に色を塗り描く、ワークショップにも挑戦。絵具6色で様々な色を作りながら、動物を描いた。ヤフィドゥさんは、「この下絵の色なら、黄色や赤で描くと、動物が浮かびあがる」などアドバイスをしていた。
また、同校にはヤフィドゥさんの描いたティンガティンガ画も寄贈された。島岡さんの妻・由美子さんはワークショップを通して、「色を楽しみながら、自分が描きたいものを自由に描いていいことを感じてもらえれば」と話した。
原画展6日まで
島岡さんが代表を務める会社が主催するティンガティンガ原画展は5月6日(祝)まで、ギャルリーパリ=中区日本大通=で開催される。現地画家約40人がそれぞれ表現した150点以上の原画を展示している。ヤフィドゥさんのライブペインティングも連日、行われる。
また、3日(祝)〜5日(祝)は野外チャリティイベント「日本大通りアフリカンアートストリート」(11時〜17時)も同時開催。