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妊娠7ヶ月目に大量出血! 「切迫早産」絶対安静の入院生活で新たな価値観を見出した私

たまひよONLINE

母になって男女2人の子どもを持つアラフォーママでライターの【Naho-mom】です。26歳と29歳で妊娠、出産しました。

26歳で妊娠! 初めてのマタニティライフ


私は大学時代から交際していた男性と25歳のときに結婚、そして翌年26歳のときに第1子を妊娠しました。大学卒業後、わずか3年での結婚は珍しく、友人の中でもトップバッターでした。

これには実母、義母の影響もあると思います。私の母も義理の母も団塊世代の人間ですが、大学卒業後、20代で2人の子どもを出産、子どもたちが思春期に差しかかったころに職場復帰をして活躍していた…という共通点があります。

私はそんな彼女たちに憧れを抱き、自身も20代で子ども2人を出産し、仕事も子育ても楽しむ若いお母さんを目指そうと思いました。若気の至り…というか、とにかく欲張りだったのです。

仕事において妊娠を理由に周囲に迷惑を掛けたくない


妊娠中の当時の私は、大学の助手として月曜日から土曜日までフルタイム勤務。毎日満員電車で立って通勤し、大学に到着したら、デスクワークから授業の準備、ミーティングに論文作成…と大忙しでした。

「妊娠を理由に周囲に迷惑をかけたくない!」という意地もあったのだと思います。

それが次第にストレスとなったようで、おなかが膨らみ始めたころから不正出血とおなかの張りが見られるようになりました。産婦人科では安静を促され「ウテメリン」という子宮の収縮を抑える薬を処方されました。

薬を処方され、数日間の自宅療養なりました。が、仕事を休んでしまったことへの心配と不安でストレスもピークとなり、療養中に大量出血をし、大学病院に転院することになってしまいました。

2週間寝たきりの入院生活! これからどうしよう…


大学病院で「切迫早産」の診断を受け、絶対安静という入院生活が2週間続きました。ずっとベッドに寝たまま点滴を打ち、あわせて子宮収縮抑制剤を服用し、とにかく安静を保ちました。天井を見上げながら「私は何をやっているのだろう」と、毎日、自問自答して過ごしていたのを覚えています。

入院部屋が6人相部屋であり、私以外の妊婦さんは何のトラブルも抱えず、出産後すぐに退院されてしまって、自分が無力に思えて、寂しかったのを思い出します。「私、本当にお母さんになれるのかな?」と不安が募り、おなかの子に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そんななか、職場の先輩から「出産後、良いベビーシッターがいるから紹介するよ」と言われ…。

自身の女性・母としての生き方を考え、悩み続けた…


当時の私の職場は、「結婚も出産も仕事での地位を確立させてから…」と、考える人が多く、ほとんどの方が高齢出産をされ、ベビーシッターさんや保育士さんの助けを受けながら、仕事と子育ての両立をされていました。その職場にいる以上、私も先輩方と同じような道を選ぶことと周囲は思ったことでしょう。

しかし、私は産後に退職し、しばらく子育てに専念することを選びました。切迫早産での入院中に、自分にとって何が一番大切であるか…を考え続けた私。子どもの存在が何よりも大切であることに気づかされたのです。

また、自身の性格では、フルタイム勤務と子育ての全力投球にはストレスが伴うと判断し、一本に情熱を注ぐことに決意しました。17年たった今、私にとってこの選択は間違いなかったと確信しています。

まさかの妊娠中トラブルをへて、妊娠39週6日(予定日前日)で、体重3,475g、身長49.7cmの第1子を出産しました。私は「切迫早産」で入院したことで、その後のライフスタイルや価値観が大きく変わりました。
女性にとって妊娠、出産は、今後のワークバランスに大変影響をおよぼす体験ですね。完璧に計画を立てていても崩れてしまうこともある…。女性って本当に大変! でも、私は「なるようになるさ」の精神で過ごし、徐々に自分のバランスを確保していくのも素敵な生き方だと思うようになりました。笑顔いっぱいのママでいたいです。

[Naho-mom*プロフィール]
高校男子、中学女子の2人の子どもを持つアラフォーママライター。整理収納アドバイザーとしても活動中。アメリカでの子育て経験あり。前向きに楽しみながら子育てに向き合ってきました。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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