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【道産子が教える】さっぽろ雪まつりを楽しむ「雪道で滑らない歩き方」

北海道Likers

出典: Alex Yuzhakov / shutterstock

もうすぐ『さっぽろ雪祭り』が始まりますね。冬の北海道といえば雪道がつきものですが、慣れていないと転んでしまうことも……。

そこで今回は、『さっぽろ雪まつり』を安全に楽しむために、雪道で滑らない歩き方のコツをこれまでに『北海道Likers』でご紹介した中からピックアップしてみました。

雪道危険ポイント3つ

(1)車や人の出入り口は滑りやすい

画像: やえざくら / PIXTA(ピクスタ)

雪道のなかでもとくに滑りやすい場所があります。たとえば、駐車場の出入り口となる歩道。車が通り雪を固めるうえ、車道に向かって傾斜になっているため滑りやすいです。

また、バスやタクシー乗り場も注意。人がとどまる時間が長いため雪が固まっています。さらに、乗り降りするときは姿勢がぐらつきやすいです。乗り物に乗るときも、降りるときも慎重に。

画像:Caito / PIXTA(ピクスタ)

地下鉄の駅や地下街の出入り口も、たくさんの人によって踏み固まった雪がつるつると滑りやすくなっています。雪がなく歩きやすい場所から雪道への境目でもあり、気を抜きやすいので滑ってしまうことも。雪道を歩くときは小さな歩幅で、焦らずゆっくりと歩きましょう。足の裏全体で踏みつけるようにすると滑りにくいです。

(2)交差点や橋の上は事故が起きやすい

画像:YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)

冬の交通事故には要注意。交差点は路肩に雪が積もって見通しが悪くなっており、道路にいきなり飛び出ると危ないです。横断歩道でも車やほかの歩行者に気をつけて。きちんと目で見て安全なのか確認してから進みましょう。

画像: ueda / PIXTA(ピクスタ)

橋の上も事故が起きやすい場所です。橋の上は風が強く、歩いているときにバランスを崩しやすいスポットと言えます。

また、路面の気温が下がりやすく、車もスリップしやすいのでご注意ください。とくに出入り口は路面の温度差があり、滑りやすいので気をつけましょう。車で橋を渡る前に、スピードを徐々に落とすことを忘れずに。急ブレーキもスリップの危険があります。

(3)服装は寒さだけでなく視界も対策

画像:mrwed54 / PIXTA(ピクスタ)

北海道は寒いからと、アウターや帽子、マフラー、手袋、靴といった防寒を意識した服装で来られる方は多いでしょう。雪が降る場所では“視界”の対策も必要です。

歩いているときに吹雪だとメガネに雪が当たって見えづらくなります。マスクをしていると、上からあたたかい息が漏れて、メガネがくもってしまうことも。雪が降っているときは、できればコンタクトレンズがベター。メガネをかけるなら、メガネを拭くためのクロスを用意し、さらにレンズにはくもり止めを塗っておきましょう。

画像: K.Konta / PIXTA(ピクスタ)

コートに付いたフードは風よけや雪よけになります。ただし、視界が遮られて、左右が見えづらくなる点はお忘れなく。交差点や横断歩道を渡るときは、顔をしっかりと横に向けて左右の確認をしましょう。

転ばない雪道の歩き方4つ

画像: Alex Yuzhakov / shutterstock

歩き方といっても、気を付けるべきは以下の4つのポイントだけ。道内出身の方は無意識に行っているのではないでしょうか。さらっと覚えていってくださいね!

(1)重心は低く、腰を落として

滑りそうな地面がやってきたら、重心を低くしましょう。そうすることで体の安定感が増し、転びにくくなります。腰は少し低くするだけで大丈夫。

(2)靴底は地面と平行に

まずは一歩目。ここで注意すべきなのが、靴底と地面の角度です。普段の散歩のように軽快に歩くと、かかとが滑り、あっという間に転んでしまいます。急なつるつるに耐えられるよう、靴底をしっかり地面にあてるのは絶対死守。ゆっくり踏み込み、滑り具合をチェックしましょう。

(3)一歩一歩踏みしめる

歩ける地面であることが分かったら、あとは確実に歩き進めるだけ。一歩一歩の安定感を確かめながら、気を付けて歩行しましょう。膝を常に曲げた状態だと安定感が増します。

(4)頭の位置は変えずに歩く

以上のコツをつかんだら、速度を保ったまま歩きましょう。慣れてきても油断せず、頭の位置を変えずに流れるように歩くのがポイントです。こうすることで、より速いスピードを出せるようになります。

雪道に慣れ親しんだ「道産子あるある」3つ

(1)滑らないところがわかる

画像:progressman / PIXTA(ピクスタ)

雪国にずっと住んでいると、滑る道、滑らない道が自然とだんだん分かってきます。転ぶリスクを回避するためには、通るべき道の見極めも重要。

凍って透明な地面はもちろん、横断歩道の白い部分、人の足跡がついていないぴかぴかした白い道などは、転びやすいので要注意! 人の通った形跡の多い道や、滑り止めが敷かれた安全な道を選びましょう。

(2)路面が滑る時期はスニーカーを履かない

雪道を歩くのに、おしゃれなブーツ、ましてスニーカーなんてもってのほか! 靴は雪が入ってこないように、最低でもくるぶしが隠れる長めの丈のスノーブーツを履きましょう。

靴底は深い溝ありやゴム製だと滑りにくいです。雪がしみてこないように、念のため防水スプレーをかけておくのが得策。

(3)傘はささない

画像:Nishihama / shutterstock

雪が降っていても傘は不要です。寒い北海道ではコートに雪がついても溶けません。建物や乗り物に入る前にさらっとはらえばOKです。

北海道Likers編集部のひとこと
今回は雪道を歩くための注意点をまとめてみました。
雪の上の歩き方をマスターして『さっぽろ雪まつり』を楽しんでくださいね!

文/aoikara、Nao Matsumoto 編集/北海道Likers編集部

【参考】ウインターライフ推進協議会、NHK、Zoff

【画像】やえざくら、Caito、YsPhoto、ueda、mrwed54、K.Konta、progressman、Anesthesia / PIXTA(ピクスタ)
Alex Yuzhakov、Nishihama、HEREA MIHAI COSMIN / shutterstock

※北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。

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