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かわいい娘と妻の好きなものを…居酒屋店長が語る飲食業に足を踏み入れたワケ【今日ドキッ】

Sitakke

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HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。

1万円好きにお買い物していいので…お買い物について行ってイイですか?

買い物について行かせてもらい、その方の人生模様を探る“お買い物ドキュメンタリー” 。

今回、取材に協力してくれたのは、「マックスバリュ八軒5条店」。
一体、どんな人たちが買い物に来ているのでしょうか。

1人目:得意料理は中華!ご飯が元気の源 髙橋 由也さん(29歳)

番組スタッフ:「きょうはなにを買いに?」由也さん:「きょうは(昼用の)お弁当と夜ご飯の材料を。気分的に回鍋肉を作ろうと」

番組スタッフ:「一万円お支払いするので買い物ついて行ってもいいですか?」由也さん:「はい大丈夫です」

取材を快くOKしてくれたのは、髙橋 由也(たかはし・ゆうや)さん。
現在一人暮らしで介護の仕事をしています。

番組スタッフ:「まずはお弁当から?」由也さん:「そうですね」

由也さん:「きょうは本当だったら寝ていたんですけど…夜勤明けで寝付けないので買い物しに来ようかなと。割と自炊はします。よく作るのが中華で。回鍋肉もそうですけど、麻婆豆腐とか」

番組スタッフ:「(豚肉は)これは何用?」由也さん:「回鍋肉用。誰かに食べてもらったりとか、最近は全くないですね」

その日作った回鍋肉の写真を送ってくれました!
とてもおいしそうです!

大学から北海道に来て、今年で13年目。
遠く離れた家族との関係は?

由也さん:「姉がふたりいて、もう二人とも結婚しているので」

番組スタッフ:「帰省したりする?」由也さん:「1年に1~2回帰れればいいかなという感じ。家族のLINEグループがあってそこに近況が来る」

【髙橋家LINE】
姉:「今から卒園式に行ってきます」
姉:お祝いスタンプ
父:「そつえんおめでとう」
母:お祝いスタンプ

こんなとき由也さんは…

由也さん:「僕は返信しなくて、よく父親から怒られてます。『反応してあげなよ』って」

そんな髙橋さん。
介護の道に進んだのは、いまから1年ほど前です。

由也さん:「営業を5年間やって、違う仕事をしてみようというところで。介護職というと高齢の方をみるというのが認識として多いかなと思うが、僕の場合は違って、障がいを持った方をみている」

由也さん:「意思の疎通が難しい方もいるんですけど、笑顔になってもらったりするとうれしい」

ここで、お買い物終了!合計金額は…

9,874円!

大変なことも多い介護の現場…
頑張るための原動力を聞くと?

由也さん:「自分はご飯かもしれない。おいしいもの作ったりとか…」

番組スタッフ:「料理を仕事にするのは考えない?」由也さん:「考えた時期もあったけど、やっぱりそこまでの才能はないのかなって思っちゃって」

由也さん:「煮込みハンバーグ。スキレットで…全部自分で作りました。1人用で作ったんですけど、量は2人分…」

2人目:「料理への道」のきっかけは家族…料理でたくさんの人を笑顔にしたい 鏑木 大河さん(27歳)

番組スタッフ:「何のお買い物?」鏑木さん:「お店の買いだし。居酒屋です。一応店長」

番組スタッフ:「1万円お支払いするので、買い物について行ってイイですか?」
鏑木さん:「買い物についてっても…?はい、ぜんぜん」

次にOKしてくれたのは、居酒屋の仕込みのために買い物に来ていた鏑木 大河(かぶらき・たいが)さん。
仕事の買い出しの後、プライベートな買い物について行かせてもらいました。

鏑木さん:「娘がバナナ好きなので、せっかくなのでがっつり。娘はいま2歳」
鏑木さん:「結構いいイチゴ…」番組スタッフ:「誰のためのイチゴ?」鏑木さん:「全部娘です!」

鏑木さん:「あ、あとこれはキュウリ…嫁はキュウリで」

番組スタッフ:「娘さんはイチゴで…」鏑木さん:「嫁はキュウリで」

仲良しの3人家族で過ごす時間の中で、幸せを感じるときは?

鏑木さん:「仕事的に、夜ちょこっと会えるのと、朝一緒にご飯食べてとかそういう時間が楽しい。こうなるとは思わなかったんですけど、昔は…子ども可愛いなというのはあったけど、いまはもうすごく実感するというか」

鏑木さん:「こんなときしか買わないからちょっとよさそうな肉を…。買ったことないですこんないい肉。いただきま~す!」

鏑木さん:「普段こんなにポテトチップス買うことないから幸せです」

居酒屋の店長をしている鏑木さん。
店では厨房にも入ります。

鏑木さん:「主に料理がメインで合間にお客さんとしゃべったりとか。下積みが結構長かった。コロナの時にホテルとかで働いていたんですけど、仕事が無くなっちゃったので、やめて転々として…」

鏑木さん:「料理の仕事自体は17歳くらいから、地元の中華居酒屋とかで働いていました」

それから10年ほど料理を仕事として続けている鏑木さん。
なぜこの道に進んだのかというと?

鏑木さん:「うちの母親の実家が千葉で中華をやっていた」

鏑木さん:「じいちゃんのチャーハンをずっと食べて育ってきてたから、チャーハン作れるようになりたいなって。それで中華料理の道に行きましたね」

若くして足を踏み入れた食の世界。
その厳しさも味わってきました。

鏑木さん:「たとえば食材一つにしても職人さんが切ってくれている」

鏑木さん:「青椒肉絲とか、全部細切り。肉もタケノコもピーマンも『太いよ』って言われるし。肉を切るのも技術がいるし。当たり前のようにそれまで食べていたものも、結構難しいんだなというか」

鏑木さん:「ネギを切るのは若手の仕事なんですけど『ネギひとつでこんなに時間かかるんだ』とかもあった。でも、料理自体をやめようとかは一回も思ったことは無い」

料理の道を目指すきっかけを与えてくれた家族。
家族に料理を食べてもらったことがあるのか聞いてみると…?

鏑木さん:「4月に来てくれました、うちの店に。子上がりに案内したんですけど忙しくて。後々聞いたら『おいしかったよ』って褒めてくれたからよかったなって」

お買い物終了!合計金額は…

8,828円でした。

最後に、鏑木さんのこれからの目標を聞いてみました。

鏑木さん:「店舗を展開して、今働いてくれているスタッフたちにも、もっと給料をあげて、みんなで盛り上げていければなと思う」

▼連載|買い物について行ってイイですか?

※掲載の内容は番組放送時(2025年5月2日)の情報に基づきます。

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