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陸っぱりから胴長42cmを筆頭にヤリイカ8匹キャッチ【山口】自作の塩漬けササミにヒット

TSURINEWS

塩漬けササミを使って仕留めたヤリイカ(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

マグロの資源量の増加や違法操業など様々な憶測が飛び交う中、イカの価格高騰があるのは確かですね。そんな高級魚ならぬ、高級イカを陸っぱりから釣ろうと、今回はエサを使用したヤリイカ釣りに挑戦してみました。

ヤリイカ釣りのおもしろさ

厳寒期の釣りの代表と言われるヤリイカ釣りですが、エギにエサを巻く「邪道エギング」や、ウキを使用したスッテにエサを巻く「ウキ釣り」など、楽しみ方の幅も広いでしょう。

そして何より、道具の点数が少なく安価で揃うことと、荷物の量が少ないので短時間釣行も気軽にできるという魅力もあるでしょう。

ハイシーズンになれば、1時間弱で40杯、一晩で300杯以上など、桁違いの釣果を得られることもあるでしょう。

そして何より、釣り人の特権とも言える沖漬けもできるので、釣り味と食味の両方を楽しめるのもおすすめな点でしょう。

塩漬けササミの作り方

今回はあらかじめ作り置きしていた塩漬けササミを使用しました。塩漬けにすることで、肉の余分な水分を抜くことができ、適度な硬さが得られエサ持ちがよくなるというメリットがあるでしょう。

用意するものは鶏のムネ肉と塩です。使う大きさに切り分けた肉をビニール袋に入れ、塩を揉み込んでザルに移し、1~2日間、冷蔵庫で寝かせると完成です。

作る時のポイントは、塩を多めに使用し、肉にしっかり絡ませることでしょう。
また、塩と一緒にアミノ酸や食用色素を使って色をつけるのもおもしろそうですね。

塩漬けササミ(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

仕掛けの紹介

仕掛けは写真の通りです。ウキはスッテの号数に合わせて選ぶとよいでしょう。
例えば、鉛入りスッテの3号だったら3号のウキといった感じになります。

使用した仕掛け(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

邪道エギを使用する場合は、ハリスの間に三又サルカンを入れて使うのも一つのポイントになるでしょう。

塩漬けササミを巻いた邪道エギ(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

良型ヤリイカヒット

釣りを開始して、仕掛け棚の微調整や投入位置を変えるなどしましたがアタリがなく、2時間が過ぎました。

辛抱強くアタリを待つ(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

干潮前に潮がふらつき、「これはチャンス到来かな?」と待っていると、ウキが「チョンっ!」と入りました。

ゆっくり竿を起こすと、かすかに手元に伝わるイカの引きにうれしさが込み上げますが、慎重にキャッチしました。

全長25cmほどのメスです。さらに同サイズを1杯追加しましたが、またアタリがなくなりました。

本命が釣れ始める(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

30分くらい経ち、潮が変わると同時にアタリが出ました。ゆっくりアワせるとなかなかの重量です。キャッチしたのは、この日最大となる全長42cmのヤリイカです。

イカジェットもしっかり効いており、イカ独特の引きも楽しむことができました。

その後も30分間隔でアタリがあり、少ないアタリを確実にものにしようと丁寧に釣っていき、全部で8杯釣れました。

当日の釣果(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

釣ったヤリイカは美味しく調理

山口県の西部ではヤリイカシーズンは終盤となりつつあり、爆釣は難しいかと思いますが、良型狙いは可能だと思います。釣行後に刺身とバター醤油焼きでいただきました。

例年だと3月末まで狙えるので、皆さんもヤリイカを狙ってみてはいかがでしょうか。

ヤリイカの刺身(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)

<多賀英二/TSURINEWSライター>

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