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『ワンダーウーマン3』中止は「おかしいと思う、理解できない」とヒッポリタ女王役が疑問 ─ 「金儲けのチャンスなのに」

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DCユニバースの改革に伴って幻と消えた『ワンダーウーマン3』製作中止について、主人公ダイアナの母にしてセミッシラのヒッポリタ女王をを演じたコニー・ニールセンは、今も納得がいっていないようだ。米に胸の内を明かしている。

『ワンダーウーマン』はDCコミックスの代表的ヒーローをガル・ガドット主演で実写化した2017年の映画。世界興収は8億ドルを超え、当時としては女性監督(パティ・ジェンキンス)作品として歴代1位を記録する大ヒットとなった。

2020年には続編『ワンダーウーマン 1984』も登場。ジェンキンス監督は3作目の準備も進めていたのだが、そこで新DCスタジオ設立に伴う事業整理の都合で。ファンの間では今なお継続を望む声が絶えないが、スタジオ側にという。

中止のニュースから2年近くが経つが、ニールセンは「おかしいと思いますよ。正直言って理解ができません」と不満だ。「あの映画は劇場公開だけで8億ドルを稼いだし、巨大で情熱的なファンベースもあるのに」と、スタジオはビジネスチャンスを逃していると訴えた。

「素晴らしい映画ですし、あれに投資しないという理由が、私には一つも理解できない。もしも私がビジネスマンだったとしたら、あれは金儲けのチャンスだと言うでしょう。そこにチャンスがあるのに。しかも、私たちは毎回、他のDC作品の予算よりもずっと少ない金額でこなしてきたのに。」

WONDER WOMAN AND ALL RELATED CHARACTERS AND ELEMENTS ARE TRADEMARKS OF AND Ⓒ DC COMICS. Ⓒ 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ニールセンは『ワンダーウーマン』で描かれた女戦士だけの島セミッシラの世界観について、「狂っていて、クールで、ゴージャスな世界」と表現。「あの島も、衣装も、キャラクターたちも、アマゾンが象徴する価値観が大好きでした」と続け、アマゾネスの女戦士たちが実在したとされる考証(諸説あり)に夢中になったことを語っている。

「アマゾネスに関する実際の歴史学や人類学の本から、あのキャラクターを作り上げました。有名な女性戦士のアマゾネスが実際に存在したというDNAの証拠も出てきたし、古墳に戦士たちが埋葬されていたことも判明しています。これまでは、埋葬されていた人は男性だと思われていたのですが、DNAを分析した結果、女性であったことが明らかになったんです。」

なお、新DCU第1章『Gods and Monsters』では、セミッシラを舞台に「ゲーム・オブ・スローンズ」調の物語を描くドラマシリーズ「パラダイス・ロスト(原題)」が準備中で、現在は脚本作業中だ。新しいユニバースで展開されると見られ、ニールセンやガドットが再登場することはないと思われるが、ひとまず詳報を待ちたい。

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