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アレック・ボールドウィン主演『Rust』米予告編が公開 ─ 銃弾誤射で撮影監督が死亡、事故から3年半

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アレック・ボールドウィン主演の西部劇映画『Rust(原題)』の予告編が米国で公開された。

本作は2021年10月、撮影現場でリハーサル中に小道具の銃から実弾が発射され、被弾した撮影監督のハリーナ・ハッチンス氏が死亡した事故で知られる。ボールドウィンが過失致死罪に問われていたが、2024年12月に検察側が上訴を取り下げたことで裁判は正式に終結していた。

1880年代、ワイオミング州。両親を亡くし、弟と2人で暮らすことになった13歳の少年ルーカス・ホリスターは、誤って牧場主を殺害した罪で絞首刑を宣告される。運命のいたずらか、疎遠だった無法者の祖父ハーランド・ラストがルーカスを脱獄させ、2人はメキシコに向かうことになった。過酷な荒野のなか、彼らは保安官ウッド・ヘルム(ジョシュ・ホプキンス)と、“伝道師”と呼ばれる冷酷な賞金稼ぎから逃げ切らなければなければならない……。

公開された予告編は映像重視で、具体的なストーリーを伝えるものではない構成だ。挿入されるせりふも少なく、「この世に存在する秩序はただひとつ、俺たちの秩序だけだ」というナレーションのほか、ボールドウィン演じるラストは「取り返しのつかないこともある。そう思うよ」と口にする。陰影の際立つドライな映像美と、映像の最後に待つ銃撃戦など、まさしく“西部劇映画”という仕上がりだ。

出演者はボールドウィンのほか、少年ルーカス役で「グースバンプス:バニシング」のパトリック・スコット・マクダーモット、賞金稼ぎの“伝道師”役で「デューン 預言」(2024)のトラヴィス・フィメル、保安官ウッド役で「シュリンキング:悩めるセラピスト」のジョシュ・ホプキンス。そのほか、『タイタニック』(1999)でローズの母親役を演じたフランシス・フィッシャーも出演している。

監督はジョエル・ソウザ。誤射事故では自身も被弾して負傷したが、最後まで映画を完成させた。撮影監督はハリーナ・ハッチンス氏のほか、仕事を引き継いだ『マルセル 靴をはいた小さな貝』(2021)のビアンカ・クライン。プロデューサー陣は本作から金銭的利益を得ることはなく、和解条件にのっとり、ハッチンスの夫と息子が収益を受け取るという。なお、ハッチンス氏の両親と妹はボールドウィンとプロデューサーとの民事裁判を継続している。

本作は2024年11月にポーランドのカメリメージ映画祭にてワールド・プレミア上映された。これは、ハッチンス氏が世界の撮影監督を表彰する同映画祭での上映を早くから希望していたことから叶えられたもの。上映のほかパネル・ディスカッションも開催され、舞台挨拶にはボールドウィンも登壇した(事件に関する話題や質問は一切受け付けられなかった)。

映画『Rust(原題)』は2025年5月2日に米国公開予定。同日に配信でもリリースされる。

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