【独占インタビュー】森崎ウィン ミュージカル映画初監督!「想定外のことも‥ でも楽しかった」 『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2024』
アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2024』のオープニングセレモニーが行われました。
この映画祭は、世界中から集まった4936本の作品の中から厳選された、約270作品を上映。
都内5ヶ所の会場の他、オンラインでも楽しめます。
会場には、今回初めて監督を務めた、森崎ウィンさんが登壇。
手がけた映画は『せん』。
上田一豪さんが脚本を務め、中尾ミエさんや鈴木伸之さんが出演している、“和風”ミュージカル作品です。
イベントの合間、フィールドキャスターは独占インタビューに成功!
監督を務めた感想を聞くと「僕にとって人生初めての監督でしたが、本当に楽しかったです」と喜び「今回はコンセプト的に、2日間で全部撮り切るというルールがあったので、正直現場でうまくいかないことも、想定していたことと違うことが起きたこともありました。 だけどそういう経験を踏まえて、僕がリスペクトしてやまない俳優さん方と、一緒に作っていったなという感覚がすごくありました」と振り返りました。
特に難しかった点は「普段は俳優として現場にいることの方が多いので、監督の立場になった時に自分の思いを誰かに伝えるということが、こんなにも難しいんだということを改めて知れました。ただ『こうじゃないです』とだけで、全て伝えてしまうのは演出とは違う‥ 『これを引き出して下さい』、『こういう感じの見たいんですけど』などと伝える演出論というようなものが、本当に難しかったです」と明かしました。
今回は短編作品。
森崎さんなりの、短編作品の良い点はどんなところか?
尋ねると「本当に今の時代にぴったりの『サクッ』と観れるという点が、一番の良さなんじゃないかなと。 SNS上でもショート動画が今流行ってますよね? でも、いつかは僕の夢である、日本オリジナルのミュージカル映画を、長編でもやってみたいですね。 出演・監督するにしても、本当に日常の中のミュージカル作品というものをやってみたいですね」。
具体的に、どんなミュージカル作品を作りたいのか?
「日常の中に、音楽があるんだよということを伝えたい。 ミュージカル映画イコールいきなり車のボンネットの上に立って踊らなくてはいけないという、概念を変えたいんですよね。 もちろんそれもミュージカルなんですが、そうじゃないこと(演出)でもミュージカルと言えるものを作りたい。 日本ならでは、アジアならではの味をベースにした、日常の中に鳴り響く音楽とともに、美しい映像で、でっかい画面で上映したいですね」と力強くアピールしました。
今回も、田舎に住むおばあちゃんの日常を描いた作品。
穏やかなメロディと共にストーリーが進んでいく。
次回作も似たような構想の映画が観られるのでしょうか?
俳優かつ監督・森崎ウィンに乞うご期待!
短編映画『せん』は、06月30日(日)までオンラインで配信中。
https://www.shortshorts.org/2024/program/aj/aj-9/sen/
劇場上映は、6月14日(金)19:40〜21:40、二子玉川ライズスタジオ&ホールにて。