八百屋歴15年が教える。おいしいズッキーニの選び方
ズッキーニの選び方早見表
1. 大きすぎず、太さが均一
2. 皮にハリとツヤがある
3. ヘタの切り口がみずみずしい
青髪のテツさん:「最近は野菜売り場で黄色いズッキーニもよく見かけます。黄色いズッキーニも基本的な選び方は一緒ですが、黄色いズッキーニの場合は色むらが出やすいので、なるべく全体的に鮮やかな黄色いズッキーニを選ぶことで、鮮度がよく完熟しているものを選ぶことができます。」
大きすぎるものは避ける
ズッキーニは、大きいものは育ちすぎて味が悪いです。大きくなりすぎたズッキーニは、皮や中身がかたくなってしまいます。種類にもよりますが、長さは20cm前後で直径4cm程度の大きさがおすすめです。なるべく太さが均一なものを選びましょう。
「ハリとツヤがある」のが新鮮な証拠
ズッキーニは、ハリやツヤがあるのが新鮮さの証拠です。皮がなめらかで傷がないものを選びましょう。ズッキーニは乾燥に弱いので、シワがよっていないか、ブヨブヨしていないかしっかり表面を見て確認することが大切です。
青髪のテツさん:「ズッキーニは95%程度が水分で構成されています。他の野菜も同じですが、収穫から時間が経ち、水分が抜けてくるとシワがよってきます。水分が抜けているだけなので、食べられないことはありませんが、鮮度は落ちているので、定価で買うことはおすすめできません。」
ヘタの切り口がきれいなもの
ヘタの切り口は、きれいでみずみずしいのが新鮮です。乾いていたり変色したりしているものは鮮度が落ちています。乾燥しているものではなく、水分が保たれている状態のものを選びましょう。
青髪のテツさん:「ヘタの切り口はスーパーで切り直すことで、綺麗に見せることは可能ですが、スーパーも人材不足なので、そこまでやっているところは珍しいです。なので他の野菜も切り口の状態を見ることで鮮度の目安にすることができます。」
ズッキーニの選び方はツヤやハリ、大きさをチェック!
鮮やかな緑色や黄色に覆われている夏野菜のズッキーニ。青髪のテツさんから教えてもらった選び方を知れば、鮮度の高いものやおいしいものを見つけられますよ。ズッキーニは意外と乾燥しやすいので、表面やヘタの状態を確認し水分がしっかりキープできているかチェックしましょう。また育ちすぎていないか、大きさが適切なものを選んでくださいね。
青髪のテツさん:「ズッキーニはサラダや漬物、山形のだしとしても食べることができます。(生で大量に食べることは推奨していません)ぜひ試してみて欲しいのですが、生で食べるならより鮮度の良い状態のものを選びたいですよね。ぜひ今回の選び方を参考にして、これからが旬のズッキーニをたくさん食べていただきたいです。」
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)
監修:青髪のテツ(八百屋歴15年)