あんバター絶品!スコーン店オープン~体に優しい“天然酵母”「きっかけは家族の病」【江別】
皆さん、「スコーン」ってお好きですか?
ここ数年、デパートでスコーンの催事が開かれると大盛況との情報もあり、『スコーン好きの人は実は多い』というイメージがあるのですが…個人的にはあまり食べません。
理由としては
・ポロポロとしていて食べにくい
・お口の水分が持っていかれるようなモサモサ感
・メインとして食べるには味が淡白な気がする…
以上の理由もあってスコーンを食べる機会が少なかった筆者なのですが、とうとう『神のようなスコーン』に出会いました!
昨年の12月26日に江別市にてオープンしたばかりの「キタイチゴ農園」さん
国道275号線沿いにある、ブルーベリーやイチゴが採れる“観光農園さんが作ったカフェ”なんです。
ずっしりとしたボリュームなのに、食べるとサックリ軽い食感のスコーンが、オープン間もないというのに早くも人気を呼んでいます。
「何個も食べたくなる」というその人気の理由をご紹介いたします!
焼き上がりまでに3日間…天然酵母使用の「体に優しいスコーン」
江別市の角山にできた『キタイチゴ農園』さん
店内は開けた空間でとても広く、バリアフリーなのでベビーカーや車椅子の方も気軽に入りやすそうです。
店内に入るとフワッと焼きたてスコーンの香りがします。席数も多めでイートインもOKだそう。
可愛い絵本がディスプレイされていて、借りてゆっくり読むこともできます。当別エリアに向かう国道275号線沿いにあるので、ドライブの合間にも立ち寄れますね。
ショーケースの中には常時6種類のスコーンが綺麗に並んでいます。
種類は
・プレーン 330円
・あんバター 390円
・クランベリー 380円
・Wチョコ 380円
・ベーコンチーズペッパー 380円
・いちじく&くるみ 390円
※いずれも価格は税別
(幻の玉ねぎ「札幌黄」のスコーンが出る日もあります)
キタイチゴ農園のスコーンはどれも全て「ベーキングパウダー」を使用しておらず、北海道産の小麦・卵・バター、沖縄産のきび砂糖を使用。
店長さんのこだわりの手作り「天然酵母」を使用して、さっくりと軽い仕上がりのスコーンになっているそう。
酵母を起こし、24時間28度で発酵させたあと、冷蔵庫で生地をたっぷりと寝かせるのが美味しさの秘密で、仕込みから焼き上がりまで3日間もかかるのだとか。
一番人気は「あんバター」甘さ控えめ餡子とバターの相性抜群!
一番人気のメニューは「あんバター」ということで早速いただきました。
まず、持ってみると「でかい!重い!」
ずっしり感があり、スコーンをあまり食べない筆者は「全部食べられるかな…」と若干不安になりました、が。
ひと口食べてみると
「すごい…!」
まず、生地。
外側はちょっとザックリ固めで「ん?食べにくいかな?」と思いきや、中はしっとり。
しっとりしているのに、口の中でもったりしなくてモサモサ感が無い! 私がこれまでに知っていたスコーンの食感と違うのです。
「あんバター」の餡子は、甘さは感じるけど全くしつこくない。
そして大胆にカットされたバターと一緒に食べると…じゅわわ〜っと口の中でとけてもう絶品なのです。
「あんバター」は裏切らない!
大きめサイズなのにペロッといただくことができました!
人気No.1なのも頷ける美味しさだったので、これは絶対食べて欲しいです。
幻の玉ねぎといわれる「札幌黄」のスコーン
栽培が難しいことから「幻の玉ねぎ」といわれるようになった「札幌黄」
分厚くカットされた輪切りの札幌黄を上にのせ、ローストしたこちらのスコーンも人気です。
カフェのすぐそばにある「ヴェール農園」で採れた「札幌黄」のハネものを無駄なく使用しているそうです。
焼いただけだのシンプルな調理だからわかる「札幌黄」の美味しさを堪能できますよ。中はベーコンとチーズが入っているので、1つでしっかりお腹を満たしてくれます。
チョコが入った「Wチョコ」は程良い甘さ「冷凍でストックもできる」
チョコがたっぷり生地に練り込まれたスコーン「Wチョコ」少し温めて食べるとチョコがとろっとしてきます。
「キタイチゴ農園」さんのスコーンは冷凍保存もできるそうで、多めに買ってお家でストックする方もいるそうです。
実際にテイクアウトしてみましたが、トーストやオーブンで温めて食べると、出来立てとはまた違ってしっとりさが増す食感に変わっていました。
スコーンプレートは1,000円弱とお得!充実のカフェ・メニュー
その場で焼きたてスコーンを食べたい人には、お好きなスコーン+札幌黄オニオンスープ+サラダまでがついてくる「スコーンプレート」がおすすめ。
大きめスコーンが二つのダブルを注文しても1,000円弱のこの低価格。
ランチにぴったりです。
ボリューム多めなスコーンプレートですが、お腹はいっぱいになるも「もたれる感」がほとんどありません。
この重厚サイズながら軽い仕上がりのスコーンになったのは、店長の後藤さんのある思いがきっかけだったそうです。
こだわりのきっかけは「家族の難病」
カフェの裏でブルーベリー農園を営むご主人が難病である「クローン病」を患ったことにより、ベーキングパウダーを使った料理が一切受け付けなくなってしまったのだとか。
また2児の男の子を育てている母でもあり、家族が安心して食べることができてまた「美味しいもの」をつくりたいという想いから、それまで勤めていた歯科衛生士のお仕事を辞めて製菓学校へ入学し、このカフェを開いたそうです。
地域の果実・野菜の味を楽しめるカフェ
お店のすぐ裏で観光農園を営んでいるので、夏に採れた「いちご」や「ブルーベリー」をメニューに使用しているのもこのカフェの特徴。
夏にフェスやお祭りでよく飲まれる「けずりいちご」がここでは年中食べられます。
いちごの味がしっかりとしていて上の濃厚ソフトクリームに合う合う〜!
その他いちごのパンナコッタなど、この時期旬のいちごメニューもありました。
グンと値上げしてきている今年のいちごですが、自家農園のいちごを直接使用しているので価格も少しリーズナブル!
挽きたて珈琲を楽しめるなどドリンクメニューも豊富でした。
絶品だった弾力ある濃厚バスクチーズケーキ(480円)やソフトクリーム(390円)などスイーツメニューも多彩でスコーン以外も楽しめます。
どれも程良い甘さで、ついつい食べ過ぎてしまいそうでした…。
カフェすぐそばの大きな看板が目印、ヴェール農園で採れた「札幌黄」を使ったレトルトカレーを販売するなど地域の農産物や商品も販売していました。
275号線沿いのこのカフェがあるエリアは、お店がほとんど近くになく豊かな農園が広がる地域。
地元の野菜・果実をこのカフェで使用し、地域の活性化につなげたいそうで、この付近の美味しいものを堪能したい方はドライブする時にぜひ立ち寄って欲しいです!
焼きたてを食べたい人は午前11時くらいの来店がおすすめ
オープン間もないお店ですが、早くも口コミで徐々に人気が出ている「キタイチゴ農園」
焼きたてのスコーンをゲットしたい方は、オープン直後の午前11時くらいに行くのがおすすめです(売り切れてしまうこともあるそうなので… )
交通アクセスの良い場所とは言えませんが、「わざわざ行きたくなる!」ほど美味しいスコーンだったので、スコーン好きではなかった筆者もまた買いに行きます!
キタイチゴ農園
住所:江別市角山442−11(ヴェール農場さんのゲートが目印)
営業時間:午前11時〜午後4時(イートインL.O.午後3時30分)
※スコーン売り切れ次第閉店
定休日:火・水曜日
instaglam:https://www.instagram.com/kitaichigo_nouen/
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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