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知らなかった。火の気がなくても火災につながる“身近な原因3つ”

saita

知らなかった。火の気がなくても火災につながる“身近な原因3つ”

普段何気なくやっていることが、火事の原因になるケースも少なくありません。コンロのまわりや暖房器具の消し忘れさえ気をつけていれば安心……というわけではないんです。そこで今回は、放置してはいけない「意外な3つの火災原因」についてご紹介します。

原因その1.お菓子の袋に入っている石灰乾燥剤

おせんべいや海苔などのパッケージに入っている、小さな乾燥剤。ついそのままゴミ箱へ捨ててしまいがちですが、じつは注意点があります。
生石灰タイプの乾燥剤は、水と反応すると温度がぐっと上がり、発熱する恐れがあるんです。そのため、水で濡らすのはもちろん、水分を含む生ゴミと一緒に捨てるのもNG。石灰乾燥剤を捨てるときは、濡れないように注意して処分しましょう。

原因その2.揚げ油を含んだキッチンペーパー

揚げ物のあと、油を吸わせたキッチンペーパーを丸めてゴミ箱へ。多くの家庭でよく見かける光景かもしれません。
しかし、その捨て方はとても危険。時間が経った油は酸化し、その反応で温度が上がることがあります。揚げ油を含んだペーパーが原因で出火した事例は少なくありません。決して「他人ごとではない」と肝に銘じておきましょう。
油を吸い取ったペーパーは、水を十分に染み込ませて捨てるなど、火災を防ぐ適切な処理を行いましょう。

原因その3.天かす

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家庭で揚げ物をしたときに出る天かす。じつはこれも、酸化熱によって火災につながる可能性があるため注意が必要です。
また、大量の天かすをゴミ袋に詰め込むと、熱が逃げにくくなり温度がじわじわ上がることも……。天かすを一か所にまとめると熱がこもりやすくなるので、できるだけ平たく置いて熱を発散させましょう。
捨てる際には十分に冷えていることを確認してから処分してください。

発火リスクがあるものは適切に処理しよう

乾燥剤、油を吸った紙、天かす……。どれも身近にあるものですが、扱い方を間違うと火災につながるおそれがあります。
ほんのひと手間で発火は防げますので、適切に処分しましょう。

三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア

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