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「“ヤンチャ”な過去も消えるかな」三鷹応援団に就任!蝶野正洋さん(三鷹市出身)

TBSラジオ

東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方もそれ以外の方とも一緒に楽しんでいきたい番組。
MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。

今週は、プロレスラーの蝶野正洋さん(三鷹市出身)。三鷹で過ごした学生時代のエピソードを伺いたい土屋&つる子VS「ふるさと三鷹応援団」に就任して当時のヤンチャ”なエピソードを掘り返されたくない蝶野さんとの激しい攻防!

「“ヤンチャ”な過去も消えるかな」三鷹応援団に就任!蝶野正洋さん(三鷹市出身)

「ガッデム!アイム・チョーノ!」プロレスラー蝶野正洋さん登場!

土屋:さっそくゲストのご紹介です、プロレスラー蝶野正洋さんです。

蝶野さん:ガッデム!アイム・チョーノ! よろしくお願いします!

土屋:本物だぁ~!

つる子:嬉しい!

土屋:わざわざ多摩の番組に来ていただき、ありがとうございます!

蝶野さん:これは・・・「立川」とか限られた場所で流れているんですか?

土屋:意外と、関東全域に(笑)。キー局で。

蝶野さん:失礼な番組ですね(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:そうなんですよ、多摩の人間からすると奇跡の番組なんですよ。

蝶野さん:三多摩ってどれだけ知名度があるんですか? 関西の人に三多摩って言ってもよくわかってないですもん。

つる子:(笑)。

土屋:我々はよく使っていますけども地名でもなんでもないですからね。

蝶野さん:だけど、みんな異様な誇りを持っているんですよね。

つる子:おっしゃる通りで(笑)。

蝶野さん:私は多摩から離れたかったんで(笑)。私の歴史から多摩を外そうかなと思っているので(笑)。

土屋:でも、今は多摩を外せない事情があるらしいじゃないですか!?

蝶野さん:そうなんですよ。

アメリカ生まれ、渋谷育ちの蝶野さんが「三鷹」の地へ

土屋:まずは、つる子さんのほうから蝶野さんのプロフィールのご紹介をお願いします。

つる子:はい。アメリカ生まれの蝶野さんは帰国後、東京・三鷹市で育ち、中高生の頃はヤンチャに過ごしました。大学在学中に新日本プロレスの新弟子試験に合格。1984年にデビュー。ドイツ、北米などを遠征して修行を積み、帰国後は武藤敬司さん、橋本真也さんと共に“闘魂三銃士”として活躍。数々の伝説的な試合をこなす一方で、バラエティ番組にも数多く出演。近年はAED救急救命や地域防災の啓発活動に力を入れるなど、社会貢献にも積極的に参加されています。

蝶野さん:すみません、ちょっと失礼なんですけど、「三鷹」でしか育ってないようなな説明じゃなかったですか!? 

つる子:(笑)。

蝶野さん:オレ、こういう説明初めて! オレは、アメリカで生まれて、渋谷で育って、「三鷹」にちょっとだけいたんです。

つる子:あれ(笑)!?

蝶野さん:まあ10年なんですけど(笑)。

土屋:いや、10年はほぼ人生ですよ!

蝶野さん:今の説明だと、「三鷹」で生まれ育ってみたいで。ちょっと、この番組、怖いな~。

土屋:その10年と言いながらも先日、「ふるさと三鷹応援団」に就任されたと!

蝶野さん:「三鷹市長さん」もオレの“ウワサ”を知っているので、<蝶野さん、過去の~>って笑いながら話してくるんですね。60歳になったら、昔のヤンチャな過去も消えるんじゃないかと思って引き受けたんですよ(笑)。たぶん、未成年の部分は履歴として残ってないんじゃないかな。

土屋:なるほど。蝶野さんにとっては、消し去りたいことが「三鷹」時代にはあるってことですね。

蝶野さん:今、昔のことを言われたらどうなるかわかんないじゃないですか(笑)。あと、オレの世代や先輩の世代はみんな弱ってきているから。証言する人の数も少なくなってきている。それはプロレス界も一緒なんですけど。もう、みんな滑舌が悪い先輩で、ほぼ記憶が無くなって。

つる子:(笑)。

蝶野さん、腕相撲に勝って番長に!

土屋:都市伝説ではあるんですよ、蝶野さんの「三鷹」時代にヤンチャなエピソードがあったという。

蝶野さん:ええ、それはウワサですよ(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:じゃあ、今日はウワサの話を(笑)。

蝶野さん:そういう番組なんですか!? 私は「ふるさと三鷹応援団」として来ていますから。「三鷹住民」がみんな聞いていますから。

土屋:そうです、そういう人がいたかもしれないという絵本を読んでいただくという。じゃあ、まずは生まれた時からどうやって「三鷹」に辿り着いたのかというお話を・・・

蝶野さん:桃太郎みたいな、川から流れてきたみたいな(笑)。そういう説明は失礼じゃないですか、どういうふうに「三鷹」に辿り着いたのかって(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:我々は多摩地域が首都みたいなものですから! ついに、多摩に降臨!という。

蝶野さん:うちの親父がアメリカに6年間くらい駐在して仕事していたんですよ。そこで自分が生まれて、2歳半の時に日本に帰ってきて。そのあと、渋谷で10歳まで育って。そこまでです。

つる子:(笑)。

蝶野さん:そこからプロレスラーになったんです。

土屋:いやいや、10歳で大学生にはなりづらいです、アメリカじゃないんで(笑)。

蝶野さん:まあ、渋谷から「三鷹」に引っ越して来たじゃないですか。今思い出すと、生まれがアメリカじゃないですか、目をつけられたんですよ。田舎者が都会から来たオレを標的にしてきて。

つる子:ああ。

蝶野さん:ただ、土地柄、隣のクラスの番長が腕相撲をしに来たんですよ。それで、オレが腕相撲で勝ったら、もう仲間なんですよ。

つる子:(笑)。

土屋:小学生の頃って番長っているんですか!?

蝶野さん:小学校の頃は学校単位でなくて、クラス単位。それが中学校になると学校単位の番長になるんですよ。今でも連絡を取っているヤツなんですけど、コイツがトラブルメーカーでね。

つる子:(笑)。

蝶野さん:すぐオレのところに来たわけですよ。中学の時もソイツがトラブルになって、新聞沙汰のケンカになって。

つる子:だいぶトラブルですね(笑)。

蝶野さん:ソイツが、オレのことを<コイツ、強ぇよ!>と。それは都会とはまったく違ったコミュニケーションで。

土屋:そこからはうまくコミュニケーションも取れて。

蝶野さん:そうですね。中学もそうでしたけど、勉強というよりも体力自慢のヤツがリーダーシップを取って。

土屋:蝶野さんもリーダー的な存在になって。リーダーとしてやっていたことといえば?

蝶野さん:まあ、体育くらいですね。

土屋:運動は何が得意だったんですか?

蝶野さん:なんでもやってましたね。野球の遠投も学校で一番でしたし。走るのも速かったし。で、勉強もね、最初の5年は出来たんですよ。4年の時、渋谷で塾に通っていたんですよ。鶴亀算とかを先にやっているから、最初の転校した1学期は算数が学年で1番だったらしいですよ。

つる子:ええ!?

土屋:文武両道じゃないですか!?

蝶野さん:そうそう。渋谷じゃありえなかったから。その前は渋谷で通っていた有名な塾では成績が一番の人が席が一番前だったんですよ。オレ、いつも一番ケツだったんですよ。そうだったのが場所が変わったら、突然、ヒーローになっちゃって(笑)。

つる子:(笑)。

蝶野さん:最初の1学期だけだったですけど(笑)。でも、あれは嬉しかったですね。

中学時代はワルい環境の中でサッカー部として活動!

土屋:蝶野さんは部活でサッカーをやられていて?

蝶野さん:三多摩って「調布リトル」があったりして野球だったんですよね。サッカーが無かったんですね。体育の先生がサッカーをやっていた方だったんで、小学校の時にサッカー部を作って。

土屋:はい。

蝶野さん:中学で最初に通っていたのが「三鷹5中」で。ここがワルい中学で。

つる子:(笑)。

土屋:蝶野さんがワルいって言うんだから、よっぽどだ!

蝶野さん:だって、中3の番長とスケバンは学校に来てないんだもん!

つる子:(笑)。

蝶野さん:たまに学校に来る時は、アロハシャツでタバコ吸いながら。

つる子:(笑)。

土屋:シガーレットチョコですね、おそらく(笑)。

蝶野さん:カッコいいな、と思って。オレはそれまでそういう接点がまったく無かったんですよ。小学校の1つ上の先輩でスポーツが出来るナガシマくんという人がいたんですよ。その人は恵比寿から引っ越してきた人で。その人が中学に行った時、小学生のオレらが登校している時に、ハンドルがハーレーみたいな自転車に乗ってて、金髪のアフロ! 中学1年生が! 

つる子:(笑)。

土屋:すごい。

蝶野さん:ぶっといパンツを履いていて。(あ、ナガシマくんだ! え、ナガシマくん!? ど、どうも、、、)というような。そうやってどんどん変わっていくんですよ。うちの親は愛媛県出身だし、東京の当時のヤンチャな連中の事情なんて知らないんですよ。だからオレも免疫が無くて。憧れの先輩がそういうふうになって。その憧れの先輩の番長もスケバンも学校には来ないという。

つる子:(笑)。

蝶野さん:オレもその人たちを見たのは、1年に1回くらいしか無い。

つる子:(笑)。

蝶野さん:オレの時代はマンモス校時代なので、1学年11クラスがあったのかな。それでオレらは三鷹6中という新設校に移って。上の世代がいないんですよ。だから、オレらは部活を全部作らなければいけなかったんですよ。

土屋:なるほど! そういうことか! 先輩がいないから。

蝶野さん:それは良い勉強になりましたよね。サッカーも知識が無いから一から練習法を考えたりユニフォームを作ったり。

土屋:サッカーはお好きだったんですか?

蝶野さん:サッカーは、小学校の時の1974年に西ドイツワールドカップの決勝戦が、日本で初めてNHKで放送したんですよ。その1、2年前からNHKがサッカーを推していて。ペレという選手が紹介されていて1970年メキシコワールドカップの時のスーパースターでスーパースターで英雄だということで。バナナキックだとかフェイントだとかサッカーの紹介をしていて。うちの兄貴もサッカーにハマって。それで西ドイツワールドカップをテレビで見るようになって。

土屋:はい。

蝶野さん:そのへんからずっと。

つる子:へえ。

土屋:じゃあ、自分たちでサッカー部を立ち上げてキャプテンをやられていたんですか?

蝶野さん:キャプテンでした。

土屋:蝶野さんはサッカーは上手かったんですか?

蝶野さん:本当は高校もサッカー推薦でいけてたはずだったんですけど・・・

土屋:そんなだったんですか!

蝶野さん:ただ、ちょっと不祥事を起こして・・・

つる子:(笑)。

土屋:そっか(笑)。中学時代は憧れの先輩の影響もあって、すでにヤンチャだったんですか?

蝶野さん:仲間がワルかった。さっき言った、小学校の時のトラブルメーカーのヤツがいて。

つる子:(笑)。

土屋:ああ、その隣にたまたまオレがいただけ、という。

蝶野さん:そうそう。もうトラブルだらけですもん。

つる子:(笑)。

土屋:なるほど、それでわかった! なぜ、「ふるさと三鷹応援団」をやる上で、そのことを隠したがるかを(笑)。

蝶野さん:絶対ね、余計なヤツが出てきて<蝶野は昔はね~!>って出て来るんですよ。ソイツらを全部叩かなきゃならないんで。

つる子:(笑)。

土屋:サッカーはキャプテンとしてやっていて。僕が聞いた話によると、ディフェンスをする時、相手に対してメンタルからディフェンスをしていたとか!?

蝶野さん:いえいえ、そんなことは・・・ウワサでしか・・・。

つる子:(笑)。

土屋:僕が聞いたウワサです。<オレを抜いたらタダじゃおかねえぞ!>的なことを言っていたみたいな!?

蝶野さん:それは・・・中学も高校もやっていましたよね。というか、一応、中学の顔でもありますから。<オマエ、オレが誰かわかっているよな?>って。ナメられちゃいけないんで。

つる子:(笑)。

土屋:「三鷹」には蝶野さんの顔は知れ渡っていたんですか?

蝶野さん:どうなんですかねえ。ヤンチャなエピソードって、後からどんどん話が膨らむんですよ。オレも高校時代、ケンカしてたけど、プロレスの世界に入ってから“京王線一家の番長だった”みたいになっていて、なんだそれ!?って。聞いたことないぞって。

つる子:(笑)。

蝶野さん:<蝶野にカツアゲされた!>とかね。そういうヤツがいっぱい出て来るんですよ。オレ、カツアゲしたかもしれないけどもそんなにいっぱいいないし、覚えてないし。

つる子:(笑)。

蝶野さん、サッカー推薦の話も“古典8点”で進めず、、、

土屋:以前、この番組に国立市出身の俳優の「宇梶剛士さん」がいらっしゃって・・・

蝶野さん:伝説じゃないですか(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:ウワサによると、宇梶さんの耳にも蝶野さんの名前は入っていたという。同世代らしいんですよ。

蝶野さん:宇梶さんは有名ですもん。私なんて真っ当に生きているのに。それを払拭するために社会貢献活動を行っているので。

土屋:じゃあ、中学はサッカーに勤しんだ時代だという。

蝶野さん:そうです。

土屋:高校はどうだったんですか?

蝶野さん:推薦で行く高校を決めていたんですよ。行けなかった理由は不祥事以外にももう一つあって。試験で3科目60点・60点・60点の計180点が、推薦だと各30点ずつでよかったんですよ。

つる子:はい。

蝶野さん:そんなバカでは無かったので。國學院久我山だったんですけど、古典が出たんですよ。

土屋:サッカーがめちゃ強いじゃないですか!

蝶野さん:そうそう。蝶野なら行けると言われていて。学校もその1択だけで。そしたらその古典で“8点”しか取れなくて。

つる子:(笑)。

蝶野さん:3教科30点・30点・30点の計90点で合格が、計86点で! 4点足りなくて。

土屋:他は取れていたけど。

つる子:なぜ8点(笑)。

蝶野さん:そんな古典なんて出ると思うわないじゃん! なんの勉強もしなくて。オレはサッカーで入れると思っていて。

土屋:ああ。

多摩の最果ての地の都立高に進学した蝶野さん

蝶野さん:そこに追い討ちをかけるように、新聞沙汰になる不祥事もあって。これ、高校に行けないと思って。それでそのあと、「多摩センター」方面にある「都立永山高校」。もう遠い、離れた場所にある所で。

土屋:蝶野さん、眉間に皺を寄せてますけど(笑)。

蝶野さん:オレは三多摩より奥にあんなすごいエリアがあるとは思わなかった! さらに、地の果ての「八王子」もあるわけじゃないですか。

つる子:いやいや(笑)。

土屋:地球は丸かった、繋がっている。

蝶野さん:その「都立永山」の二次募集があって。あとから聞くと、國學院久我山レベルのヤツが落ちたのがみんな集まっていて。そこになんとか入って。そこで更生しようと思って。そしたらつい環境に飲まれてしまって。

つる子:(笑)。

土屋:「永山高校」は「三鷹」から通ったんですか?

蝶野さん:通ってる。いや、そこまで遠くないですよ(笑)。「八王子」「府中」「日野」の連中が来る学校でしたね。「八王子」の連中なんてほっぺたが真っ赤でしたもんね!

つる子:(笑)。

「三鷹の魅力」の話は来週へ!

土屋:まあまあ。話題が豊富過ぎて・・・蝶野さん、お時間です!

蝶野さん:あ、そうですか!

つる子:(笑)。

土屋:今のところ、「ふるさと三鷹応援団」としての話をいっさい伺ってないので(笑)。

蝶野さん:あ、そうですか!これ以上いるとロクなことを喋らないので失礼させていただこうかな(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:今いやいや、来週は、「三鷹」の魅力を! 今週のゲストは蝶野さんでした、来週もお願いします!

蝶野さん:お願いします!

(TBSラジオ『東京042~多摩もりあげ宣言~』より抜粋)

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