【知らなきゃ損】サイゼでもガストでもない! リーズナブルな本格イタリアン「カプリモーネ」最強説を唱えたい
サイゼリヤやガストなど、コスパのいいファミレスチェーンはいろいろあるが、今一番おすすめしたい穴場ファミレスがある。その名も「カプリモーネ」。
明治時代のハイカラな雰囲気を再現したファミレスチェーンを展開する馬車道グループが手がける、南イタリア風のイタリアンファミリーレストランだ。
自家製の生パスタや焼きたてピザが自慢で、気取らずカジュアルに本格イタリアンを楽しめる新ブランドである。しかも、全国に4店舗だけらしい。
・馬車道グループの隠し玉か?
訪れたのは千葉県野田市にある1号店。
国道16号沿いに突如現れる、白壁×青い屋根が印象的な建物。
看板や窓ガラスにレモンのイラストがたくさん描かれており、カプリ島の陽気な空気が漂っている(行ったことはないが)。外観だけで期待値がグンと上がる。
ちなみに道路を挟んだ向かいには熱烈中華「日高屋」があり、入店直前ギリギリまで「中華にするかイタリアンにするか」で迷うこともできる。
・内装もかわいすぎてテンションが上がる
店内に入ると、レモン!
レモン!!
レモン!!!
壁紙や照明、ソファや仕切りに至るまで、細部まで南イタリアを意識した明るい空間が広がっている。
ふと、「フレッシュレモンになりたいの〜」でおなじみだった元AKB48・市川美織さんを思い出した。気になってInstagramを見てみたら、めっちゃ大人っぽくなってて驚いた。
・前菜からピザ・パスタまで、全部おいしそう
メニューは種類豊富。
今のシーズンは冷製パスタもあるらしい。
前菜からすでに、どれもオシャレで、しかもリーズナブル。
パスタは自家製の太麺・生パスタ。これは絶対外せない!
ピザは軽さと口溶けのために原料にこだわっているらしい……。こちらも気になる。
ハンバーグやドリアも魅力的で、なかなか選びきれないぃぃぃぃ。
キッズメニューはなんとドリンクバー付きで429円から。子ども椅子はもちろん、ベビーフードの販売まであるという親切設計。ファミリーにも全力でおすすめできる。
最初に注文したのはこの5品。
・イタリアン前菜プレート 759円
・おこさまカルボナーラ 594円 ×2
・明太子・いか・レモンのパスタ 704円
・ジェノベーゼ(ピザ) 704円
・コーンスープ 319円
・いざ実食
まずは前菜(759円)から。
「メニュー写真と全然違うじゃん」なガッカリパターンではなく、ちゃんとしている。生ハム、ローストポーク、グラナパダーノ、オリーブ、ケーパーの5種が盛られている。聞きなれない名前もあるがと思うが、私もよく知らない。
とくにローストポークがおいしかった。これで1000円以下は最高。
そしてパスタ(704円)。もちもちの生パスタ麺が食べ応えがある。
明太子と青じそ、レモンの風味が絶妙でクセになる。イカのプリッとした食感も最高だった。
ピザ(704円)は、岐阜から遊びに来ていた約70歳の母が「ジェノベーゼを食べてみたい」と言って注文。
サイズ感を伝えようと持ってみたが、写真ではうまく伝わらず……。伝わるのは湿気で広がる私の髪による季節感だけだった。
ピザに話を戻すと、生地が薄くて軽くておいしい。ジェノベーゼ特有の塩味が強めなので好みは分かれるかもしれないが、生地へのこだわりは伝わる。
母の感想は「見た目はきれいだけど、しょっぱいね」とのこと。どうやら口には合わなかった様子。それでもいくつになっても挑戦してみる姿勢は素晴らしい。
子ども用のカルボナーラ(594円)もけっこうなボリュームで、普通に大人でも満足できそうな量。キッズメニュー、やはりコスパ最強かもしれない。
・デザートも見逃せない
デザートも気になるものがたくさん。
食後に「甘栗のしぼりたてモンブラン ~こがしバターキャラメルソース~」(649円)を頼んだ。
細〜いモンブランクリームを見て、次女が「え? これもパスタ? ほそ〜い」とひと言。
中にはバニラアイスが入っていて、味のバランスもよい。
横で母が「これ、名古屋のカフェやと倍ぐらいするでね~」と3回くらい言っていた。
・結論:今のうちに行っておこう! 穴場すぎるぞ!
ちなみに訪問したのは平日の18時頃。さすがに混んでいるかと思いきや、待ち時間ゼロ。
広々とした席でゆったりと食事を楽しめて、最後まで快適だった。
おしゃれ、味よし、コスパよし、子連れ歓迎、そして空いている。カプリモーネ、間違いなくおすすめだ。
2025年6月現在、都内には武蔵村山店と羽村店の2店舗。千葉県内には柏豊四季店と今回訪れた野田店があり、さらに越谷南店もオープン準備中とのこと。
気軽に南イタリア気分を味わいたい人は、ぜひチェックしてみてほしい。
参考リンク:カプリモーネ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.