「海苔」のおいしさが半減する“4つのNG保存方法”→「ただ冷蔵庫にいれるのはNGなんだ…」
海苔は長期保存できるうえに、和食に欠かせない食材のひとつ。ふだんから買い置きしている方は少なくないかと思いますが、“湿気”が大敵です。保存方法を間違うと、パリッとした海苔の食感が失われ、おいしさが半減してしまいます。ここでは、盲点になりがちな「海苔のNGな保存方法」についてご紹介します。
「冷蔵庫で保存」は正しいけれど……
湿気に弱い海苔にとって、乾燥している冷蔵庫内は保存場所に適しています。しかし、これは正しいやり方で保存してこそ!
冷蔵庫にしまっても、保管の仕方によっては海苔が劣化する場合があるため、注意が必要です。
海苔が劣化する「NGな保存方法」
海苔を保管する際、次の項目にあてはまる行為は避けましょう。冷蔵庫に入れていても、海苔がしける原因になります。
NGその1.乾燥剤を入れない
乾燥しやすい冷蔵庫で保管する場合も、乾燥剤は必須です。海苔を購入した袋に入っている石灰乾燥剤でかまいませんので、乾燥剤は必ず使用しましょう。
NGその2.期限切れの「石灰乾燥剤」を使う
海苔の湿気対策に欠かせない乾燥剤ですが、そのうち「石灰乾燥剤」には使用期限があることをご存じでしょうか?
期限切れはもちろん、乾燥剤が湿気を吸って袋が膨らんでいる場合は湿気対策になりません。永久的に使えるものではありませんので、新しいものに取り換えましょう。
NGその3.密閉しない
開封後も、海苔がもともと入っていた袋のまま保存していませんか? 袋の口が開いたまま、密閉せずにしまっておくと、空気中の湿気を吸い込んで海苔が劣化します。
しけるのを防ぐためにも、購入したときの袋をチャック付き保存袋に入れ、二重にして密閉しましょう。
NGその4.冷蔵庫から出してすぐに袋を開ける
冷蔵していた海苔を、取り出してすぐに使い始めるのも避けるべきです。その理由は、湿気を一気に吸い込んでしまうから。
湿気のある場所に放り出されると、海苔は空気中の湿気を吸い込むため、急激に劣化します。冷蔵庫で保管した海苔を使うときは、一度常温に戻してから開封するのが適切です。
正しい保存方法でパリパリ感をキープしよう
海苔は「冷蔵庫に入れておけば大丈夫」ではありません。美味しく食べ切れるよう、適切な方法で保管しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア