猫に『懐いてもらえない残念な人』に共通する5つのこと 無理に仲良くなろうとするのは逆効果！
猫に「懐いてもらえない残念な人」の特徴5選
1.大きな音や声で驚かせる
猫は非常に聴覚が優れており、人間には何気ない音でも、猫にとっては雷鳴のように大きく、突然に感じられることがあります。
特に、掃除機の音、ドアの開閉音、子供の甲高い声、あるいはテレビから出る突発的な大きな音などは、猫を瞬時に緊張させ、強いストレスを与えることがあるので注意しましょう。
これらの予期せぬ大きな音は、猫の警戒心を高め「この人間は危険だ」という認識を植え付けてしまう可能性があります。驚いた猫は、安全な場所へと逃げ込み、その人間に対して警戒心を抱くようになるのです。
2.しつこく追いかける・無理やり抱っこする
猫は自由を愛する動物であり、自分のペースで行動することを好みます。そのため、猫が嫌がっているにも関わらず、しつこく追いかけ回したり、無理やり抱っこしたりする行為は、猫にとって大きなストレスとなるのでやめましょう。
これらの行動は、猫に「この人間は自分の意思を尊重してくれない、怖い存在だ」という印象を与え、人間に対する不信感を募らせます。
猫は、安心できると感じる相手に自ら近づいてくるものです。無理強いは逆効果であり、猫との距離を遠ざけてしまうでしょう。
猫がリラックスしている時や、自分から近づいてきた時に関わるように心がけ、猫の意思を尊重することが、良好な関係を築く上でとても大切なことです。
3.猫の嫌いなニオイがする
猫は人間よりもはるかに優れた嗅覚を持っており、私たちには気にならないような微かなニオイにも敏感に反応します。
香水や柔軟剤、柑橘系の香り、タバコの煙、アルコール、強い洗剤のニオイなどは、猫にとって不快であり、場合によっては有害となる可能性もあるので注意が必要です。
これらのニオイは、猫の繊細な鼻腔を刺激し、不快感やストレスを引き起こします。猫が嫌がるニオイを身にまとっていると、「この人間は近づきたくない」と感じさせ、避けられる原因となります。
猫と触れ合う際には、できるだけ無香料の洗剤を使用したり、強い香りのものを避けたりするなど、猫の嗅覚に配慮した生活を心がけることが大切です。
4.猫のパーソナルスペースに侵入する
猫は、安全で安心できる自分の縄張りを持つことを非常に重要視します。
無理に猫の寝床に手を伸ばしたり、食事中やリラックスしている時に構ったりするなど、猫がパーソナルスペースと感じている領域に許可なく侵入する行為は、猫に強い不安感を抱かせる原因になるのでやめましょう。
これは、猫にとって縄張りを脅かす行為と同じであり、「この人間は安心できる存在ではない」と認識させてしまいます。
猫が警戒心を解き、心を開くためには、猫が安心して過ごせる空間を守り、猫から近づいてくるのを待つようにしましょう。
5.目をジッと見つめ続ける
猫の目をジッと見つめる行為は、敵意や威嚇のサインだと言われています。特に、見知らぬ人間や警戒している相手からの強い視線は、猫にプレッシャーを与え攻撃的な気持ちにさせたり、逃避行動を引き起こしたりするので気を付けなくてはいけません。
「この人間は敵意を持っている」と感じた猫は、心を開くことはありません。猫とコミュニケーションを取るときには、ゆっくりと瞬きをしたり、視線をそらしたりするなどの配慮をすることで、猫に安心感を与えることができるでしょう。
猫に心を開いてもらうためには
猫に「懐いてもらえない」と感じているなら、まず接し方を見直してみましょう。猫に心を開いてもらうためには、猫のペースと気持ちを尊重することが何よりも大切です。
焦らず、静かに見守ることから始めましょう。猫は警戒心が強く、過度な接触を好みません。無理に触ろうとしたり、追いかけ回したりするのではなく、猫がリラックスできる場所で静かに過ごし、猫から近づいてくるのを待ちます。
優しい声でゆっくりと話しかけるのも効果的です。大きな声や高い声は猫を驚かせてしまうため、穏やかなトーンで話しかけ、安心感を与えましょう。
猫が安心できる環境を整えることも大切です。隠れられる場所を用意したり、高い場所に上がれるようにしたりすることで、猫は安全を感じやすくなります。
おやつや遊びを通して良い印象を与えるのも有効な手段です。猫が好きなおやつを静かに差し出したり、猫じゃらしなどで優しく遊んだりすることで、「この人は良いことをしてくれる」と認識してもらえるようになります。
猫のボディランゲージを理解することも大切です。猫が耳を伏せたり、尻尾を大きく振ったりしている時は、不快に感じているサインです。そのようなサインを見逃さず、そっとしておくことで、猫からの信頼を得ることができます。
根気強く、猫のペースに合わせて接することで、きっと猫はあなたに心を開いてくれるはずですよ。
まとめ
猫を飼い始めると、その可愛さについ大きな声を出したり、たくさん触ろうとしてしまいますよね。
愛らしい姿に心を打たれる気持ちはわかりますが、グッとこらえて適切な距離感を保つようにしましょう。
愛猫との距離を適切に取れるようになると、猫の方から私たちの側に近寄ってきてくれることがあります。
猫との信頼関係を気付くためには、猫の嫌がることをしないで快適な環境を整えてあげることが、一番の近道だと言えるでしょう。