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中谷潤人選手インタビュー 「地元の声が励みに」 3階級制覇王者 抱負語る

タウンニュース

「地元の声が励みに」

タウンニュースでは新春特別企画として、相模原が誇る世界3階級制覇チャンピオン、中谷潤人選手にインタビューを行った。昨年の試合やリング外での活動を振り返り、地元相模原のファンへの思いも語った(取材日=12月21日)。

--昨年は3試合を行い、WBCバンタム級のベルトを奪取して3階級を制覇しましたね。

「3試合出来たので順調にキャリアを積めたと思っています。ラウンドが少なかったのでダメージもなく、充実した1年だったと思います。WBCということ、チャンピオンに挑戦するっていうことも初めてだったので緊張感もありましたが、チャンピオンになって自信にもなりました」

--世界の強豪から追われる立場になって、日本人選手からも対戦を望む声があります。

「単純に強さを求めてやってきた感覚があるのでまだまだ満足はしていないですし、追われる立場という気持ちにはなっていません。他団体の日本人チャンピオンの選手たちと戦っていかないと評価をもらえないと思っています。そういったところでより気が引き締まっています」

--昨年はバラエティ番組に出演するなどリング以外でも活躍されましたが…。

「僕のことをより多くの人に知ってもらい、僕のボクシングを見てもらって何か感じてもらいたいというのがモチベーションで頑張っています。そのためにもこうした活動もだんだん必要になってくると思います」

--バラエティ番組ではニックネームを自ら考えて『ビッグバン』と発表しました。

「わかりやすいパフォーマンスが必要になってきます。爆発的なイメージとしてノックアウトシーンを多く生み出したいという思いで考えました」

「延長線上に井上選手」

--さがみはらフェスタなど地元相模原のイベントに参加した際にも多くのファンが詰めかけていました。

「もうありがたいですね。声を掛けていただくことがすごく励みでもあります。ファンの方の気持ちが僕の一番の活力になっています。たくさんの声をいただけたら、より強くなれると思います」

--井上選手との対戦を望む声も増えていますね。今年の抱負をお聞かせください。

「ずっと口にしている統一戦はしっかりやりたいです。(井上選手との対戦は)周りの人たちの意識っていうのも高まってきている部分は大きいので、僕は1つ1つやって結果を出していくことが一番大切だと思っています。別に急いだりしていません。僕自身の強さを求める上で延長線上に井上選手がいると思っています」

--このお正月はどう過ごしますか。

「元日だけは休日です。あとはずっと走り込みとかフィジカルのトレーニングで普通に練習をやっています」

--相模原のファンや市民にメッセージをお願いします。

「本当に皆さんの応援が力になってます。相模原にこういう選手がいるんだっていうことをより広められるよう、日本だけじゃなく世界へという気持ちを強く持っています。これからも引き続き応援よろしくお願いします。

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