「日本の将来担う逸材」 清水エスパルスが“世代No.1の10番”獲得 争奪戦制する
■大津高校MF嶋本悠大選手の加入内定 U-18日本代表に選出
サッカーJ2の清水エスパルスは、熊本県立大津高校のMF嶋本悠大選手の来シーズン加入が内定したと発表した。嶋本選手は大津高校で10番を背負い、18歳以下の日本代表でも中盤を担っている。J1を含む複数のクラブが獲得を目指す中、エスパルスが争奪戦を制した。
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嶋本選手は高校年代最高峰のプレミアリーグ西地区で首位に立つ大津高校で背番号10を付け、11試合でリーグ5位タイとなる7得点を記録している。6月のリーグ戦第10節の静岡学園戦では2得点をマークし、8-1の大勝に貢献した。
身長180センチ、体重69キロの嶋本選手は本職のボランチのほかにも、トップ下やサイドハーフをこなす。キープ力が高く、パスも正確。スピードを生かしたドリブルで局面を打開する力も評価されている。8月に開催されたSBSカップ国際ユースサッカーでは18歳以下の日本代表に選ばれ、全3試合に出場した。
嶋本選手は7月にエスパルスの練習に参加し、他のクラブの練習にも加わっている。J1、J2の複数クラブからオファーを受ける中、エスパルスを選んだ。クラブを通じて、次のようにコメントしている。
「幼い頃からの夢であったプロサッカー選手を清水エスパルスというクラブでスタートできることを大変うれしく思います。今まで支えてくださった方々に感謝し、1日でも早く清水エスパルスのエンブレムを背負ってプレーできるように頑張ります。応援よろしくお願いします」
■反町GMも期待「日本サッカーの将来担う逸材」
反町康治ゼネラルマネージャー(GM)も期待を寄せる。クラブの公式サイトでコメントを発表している。
「嶋本選手と来季の契約を締結できたことをうれしく思います。優れたパーソナリティを持つ彼は、180センチを越えるプロポーションを持ち、攻守に渡ってハードワークできる能力を兼ね備えています。SBSカップでも、ポテンシャルをいかんなく発揮してくれました。来季エスパルスの新戦力として、また日本サッカーの将来を担う逸材として、今後の成長がとても楽しみです」
エスパルスが来季加入内定選手を発表するのは嶋本選手が初めてとなる。チームは現在、J1自動昇格圏の2位につけており、来シーズンのJ1復帰を見据えて頼もしい戦力が加わった。
(SHIZUOKA Life編集部)