ピクサー新作映画『私がビーバーになる時』2026年春公開決定 ─ 『平成狸合戦ぽんぽこ』からの着想を公言
『トイ・ストーリー』『リメンバー・ミー』 のディズニー&ピクサー最新作『私がビーバーになる時』が、2026年春に日本公開となることが決定した。
最新作『星つなぎのエリオ』の公開が8月1日(金)に迫る中、彼らが新たに贈るのは“動物たちと話すことができる世界”を描く『私がビーバーになる時』(原題:Hoppers)。
本作の主人公は、動物好きの少女・メイベル。人間の意識をリアルなロボット動物に“転送”させる方法を利用し、ビーバーに「ホップ」したメイベルが、想像を超える動物界の謎を解き明かしていく。
公開された特報映像では、長年「ホップ(意識転送)」の研究をしてきた科学者たちが遂に実験に成功。その技術をメイベルに説明する中、科学者たちの反対の声を押し切りメイベルがビーバー型の動物ロボットに「ホップ」する。
もふもふのビーバーとなったメイベルが目を覚ますと、空飛ぶトンボ、そして木の上に留まる小鳥たち、森中の動物たちの声が理解できるようになる。動物が大好きなメイベルはこの世界に入れた喜びでいっぱい。森の中を楽しく冒険しているメイベルだったが、おっとりとした仲間のビーバーが目の前でクマに食べられそうになるピンチに遭遇。
必死に止めようとするメイベルに驚いたクマが口からビーバーを離すと、メイベルにとって驚きの反応が。仲間のビーバーから「なんでとめるの?これがルールだよ」と諭されてしまい、大きなカルチャーショックを受けることとなる。
(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
本作で監督・脚本を務めるのは、第88回長編アニメーション賞を受賞、昨年公開した続編も世界的大ヒットを記録した感動作『インサイド・ヘッド』のストーリーボードアーティストであるダニエル・チョン。『私がビーバーになる時』を制作するにあたり、ビーバーが住む国立公園のある地域を訪れたり、動物型のロボットを自然の中に設置し生態系を調査するドキュメンタリーを観るなどの調査を行ったそうだが、その中でも最大のインスピレーションを受けた一つが、高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』。両作ともに、人間と動物がどのように交流し、そして人間が動物にどういった影響を与えてきたかを描いた物語だ。
本作がもつオリジナリティについてダニエル・チョン監督は「ピクサーは、今まで魚の視点や動物の視点からさまざまな《もしもの世界》を描いてきました。本作では人間と動物の二つの視点を同時に描くという非常にユニークな手法で、新たな《もしもの世界》を生み出します」と説明。
(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ディズニー&ピクサー最新作『私がビーバーになる時』。は2026年春、日本公開。