関西7社の鉄道路線に乗り放題! お得な「KANSAI MaaS」のQRチケットサービス開始、ワンデーパスなどを期間限定で発売
JR西日本などは、「KANSAI MaaS」によるQRチケットサービスを1月19日(日)から導入・拡大していくと発表しました。
関西の鉄道7社 「KANSAI MaaS」(関⻄マース)のサービス
「KANSAI MaaS」サービスは、関西に主要路線を持つ、JR西日本やOsakaMetro、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神という関西の鉄道7社が連携して提供するサービスで、スマートフォン用アプリの「KANSAI MaaS」アプリを通じて企画乗車券を申込むと「乗車用QRコード」が発行され、発行された乗車用QRコードを駅の自動改札機にかざして通過・列車乗車が出来るチケットレス機能を持つなど、関西広域圏のお出かけに便利なサービスです。
QRリーダーが設置されていない改札口では、改札機付近に掲示のQRコードを読み込み。読み込み後に画面を係員に見せて利用します。
JR西日本のサービス提供エリアは、近畿圏の下記在来線駅で、新幹線乗換改札口等の一部が利用できません。
1/19以降、関西エリアで利用可能な企画乗車券が、「KANSAI MaaS」にて期間限定販売されていきます。
関西7社で利用できる「KANSAI MaaS ワンデーパス」
Osaka Metro・近鉄・京阪・JR西日本・南海・阪急・阪神の路線が、QRコード1つで乗り降り自由なデジタル乗車券です。
利用期間は 2025年2月27日(木)~3月27日(木)、利用日当日に限り有効。
発売期間は、2025年1月27日(月)~3月27日(木)(利用日1ヶ月前の10:00~利用日当日まで)。料金は3,000円(税込)で子ども料金の設定はありません。「KANSAI MaaS」サービス専用のチケットですので、鉄道7社にある駅の券売機、窓口等では発売していませんのでご注意ください。
JR西日本+OsakaMetro「大阪スマートアクセスパス」
Osaka MetroやJR大阪環状線・JRゆめ咲線沿線、JR京都線の大阪~新大阪間がQRコード1つで乗り降り自由なデジタル乗車券です。
利用期間は、2025年1月19日(日)~10月31日(金)利用日当日に限り有効。
発売期間は、2025年1月10日(金)~10月31日(金)、(利用日1ヶ月前の10:00~利用日当日の16:00まで)。料金は1,200円(税込)で子ども料金の設定なし。OsakaMetro・JR西日本にある駅の券売機、窓口等では発売しておらず、「KANSAI MaaS」アプリのみでの発売です。 (図:関西MaaS協議会会員各社)
海外旅行会社向け「WEST QR はるか片道きっぷ」(仮称)
こちらは、JR西日本が海外旅行代理店向けに開始するサービスで、海外の国で発行された旅券を所持し、日本国に短期滞在査証により滞在できる利用者を対象にした商品です。発売は、海外の一部の旅行会社のみとなります。訪日の利用者に、関西空港~天王寺・JR難波、大阪、京都への便利でお得な片道タイプの乗車券です。関空特急「はるか」号の普通車指定席が利用できます。(京都、大阪、天王寺・JR難波から関西空港行きの商品も発売します)
関空特急「はるか」号のご利用区間は、商品ごとに異なります。3月中旬以降のサービス提供エリアの拡大にあわせて、商品が拡充される予定です。
発売期間は、2025年2月中旬~2025年3月末頃、料金は2月以降にこの商品を取り扱う旅行会社にてご確認ください。利用期間は2025年2月中旬~2025年6月末頃です。
JR西日本によると、2028年以降は「磁気近距離きっぷ(改札機に投入する切符)」を順次QR乗車券へ移行。将来的にはインターネットで購入したきっぷも、QR乗車券になる予定です。なお、NFCタグ・QRコードを活用した新たな決済サービス「Wesmo!」も2025年春に導入するとのこと。
大阪・関西万博2025年4月13日から開催
大阪市では、2025年4 月から大阪・関西万博が開催されます。この万博の開催を契機に、国内外から関西を訪れる多くの人々に向けて様々なサービスが予定されています。
「KANSAI MaaS」では2025年3月を目途に、英語版を含む「KANSAI MaaS」webサイトのリニューアルを行い、「チケット」「モデルコース」機能を追加する予定とのことです。QR対応企画乗車券や万博シャトルバス乗車券を含む「KANSAI MaaS」で販売するチケットを、外国人客がアプリをダウンロードすることなく訪日前でも購入できるように変更されるそうです。
これらのサービス開始により、様々な国の人が便利に関西地域を移動できるようになると良いですね。
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