三崎海南神社 三浦の食文化向上願う 華麗な包丁さばき「食の神」に感謝
三浦の食文化向上を願うイベント「第37回食の神フェスティバル」が4月18日、三崎の海南神社で開かれた。手を触れず、箸と包丁だけで魚をさばく神事「包丁式」が執り行われた。
第12代景行天皇が三浦半島から安房・上総へ巡行した際に、料理番を務めた磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)を「食の神」として祀ったことから、料理人らを中心に信仰を集める行事。境内にある相州海南高家神社では長年の努めを終えた包丁に感謝を捧げる包丁供養祭が、神楽殿では古式に則った包丁式などがそれぞれ執り行われた。
包丁人を務めたのは横浜市金沢区で日本料理店を営む阪井義信さん(三浦市在住)。
平安時代から伝わる「四條古流」に則り、まな板に載せた6kgのキハダマグロを捌いたのち、境内の相州高家神社社殿に奉納した。