手首が柔らかく使えるオーバーラッピングの握り方のポイントとは!?【グリップを直すだけでゴルフが変わる/松吉信】
オーバーラッピング・グリップで小指の乗せ方を工夫する
右手の小指を左手の人差し指と中指のあいだの溝に乗せる握り方を『オーバーラッピング・グリップ』と言います。これは最も多く使われているグリップで、ゴルファー全体の約7割がこのグリップです。
この握り方は、右手の力を抑えるため、右手の力が強い人に向いています。ところがプレーヤーによっては、右手の小指を左手の人差し指と中指のあいだの溝に入れることで逆に右手に力が入ってしまいます。
原因は右手の小指の添え方にあります。右手の小指を人差し指と中指のあいだの溝に入れることで握りづらくなり、余計に力が入ってしまうのです。このようなプレーヤーは、溝にはめるのではなく、右手の小指を左手の人差し指の上に乗せてみてください。
小指が短い人は、さらに工夫が必要です。多くのプレーヤーは、小指の第二関節までを左手の人差し指に巻くように握りますが、第一関節までをあてがう方法でも問題ありません。
大切なことは、手首をやわらかく使えることです。巷で紹介されている形に囚われず、自分に最適な形にアレンジしましょう。
「溝に小指をはめる」というセオリーに囚われず、自分の手にしっくりくる形を見つけ、力の入らないグリップを見つけ出すことが大切な要素となる
【出典】『動画解説版 グリップを直すだけでゴルフが変わるから「もう一度練習してみよう」と思える:動画でわかる、見つかる自分のベストグリップ!』著者:松吉 信