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98分のスピード感『ショウタイムセブン』を映画.com大塚副編集長とキャプテン・ポップコーンが語る

SASARU

毎週・木曜日の深夜1時30分から北海道・札幌のエフエムノースウェーブで放送されている、矢武企画制作・映画専門ラジオ番組「キャプテン・ポップコーン」の内容をSASARU movieでも配信!

キャプテン・ポップコーンこと矢武企画が映画の情報はもちろん、映画に関係するまちの情報をお届けします。

2月13日(木)に放送された「キャプテン・ポップコーン」では、映画.com の大塚さんが、「映画のメディア最前線」で見てきたこと、感じたことをお話し頂きます。
今回、お話頂くのは映画『ショウタイムセブン』。

キャプテン・ポップコーンは、番組放送後スマホのアプリやインターネットで聴けるradikoのタイムフリー(有料)で聴くことができます!

またradikoで、この番組をフォローして頂けると番組放送前に、オンエア通知が届いたり、フォロー欄から、簡単に番組情報やプレゼントキャンペーンの情報、番組ブログへ、アクセスできます!

※提供:キャプテンポップコーン
この記事では2月13日(木)放送の内容をお届けします。

大塚:この作品は、98分という尺ながらスピード感があり、阿部寛の新たな魅力を引き出すことに成功した非常に見応えのある作品になっています。 映画は韓国映画『テロ, ライブ』(13)を原作に、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(23)の渡辺一貴が監督を務め、テレビの生放送中に爆弾犯との命がけの交渉に挑むキャスターの姿をリアルタイム進行で描くサスペンスです。

ここで一旦ストーリーの方をご紹介します。
午後7時、ラジオ局に1本の電話が入り、その直後に発電所で爆破事件が起こります。 電話をかけてきた男は、ラジオ局にいた国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元キャスター折本眞之輔(阿部寛)を交渉人に指名します。
これを番組復帰のチャンスと考えた折本は、生放送中の番組に乗り込み、自らキャスターを務めて犯人との生中継を強行します。 しかしそのスタジオにもすでに爆弾が設置されていました。 自身のすべての発言が生死を分ける極限状態に追い込まれた折本の姿は、リアルタイムで国民に拡散されていきます。

矢武さんは今作でご覧になられてどのように感じましたか?

矢武:まずラジオ局が舞台じゃないですか。
最近ラジオ局が舞台の映画が多い中で、本当に(ラジオ局が)主役だったので、まるで自分がその場にいるような他人事ではない空間に、ドキドキしました。
この番組は生放送ではないため、あのような事件は起こりづらいと思いますが、やはりラジオが舞台の映画は、他の映画とは違う視点で観ちゃいますね!

(C)2025「ショウタイムセブン」製作委員会

大塚:なるほど!この作品は見どころがいくつもあるんですが、キャスター役の阿部寛が、絶妙なんです。阿部さんは、映画.com のインタビューでキャスターについてこのように話しています。

「出演作の宣伝などで様々な番組にお伺いし、キャスターの方々にお会いする機会はこれまでもありました。そのプロフェッショナルな動きを目の当たりにして、同じ芸能界にいても全く違うお仕事であり、領域が近いからこそ"自分にはできない"と感じていたのです。もちろん俳優出身のキャスターもいますが、僕はキャスターは特別な才能の持ち主だけができるものと捉えているため、役柄でも自分がキャスターの役をやるとは想像もしていませんでした。そんな中、今回のお話をいただき、チャレンジしてみたいと感じました。」

(C)2025「ショウタイムセブン」製作委員会

そして、誰もが感じるところだと思うんですが、キャスターは感情を抑え込まなければいけないのか、それとも自由に表現して良いのかという問題について、インタビューで質問したところですね。
キャスターの方が自分の個性をどう出すかについて、興味深い話をしています。 阿部さんは撮影にあたり、アナウンサーの方を紹介してもらい、話を聞いたそうです。
ニュースを視聴者に的確に伝えることが求められる仕事の中で、もし自分の感情を出すとしたら、どのような部分でしょうか、と質問したそうです。

すると、「ペンの置き方や原稿の持ち方といった本当に小さな部分に個性を出している人が多い」という答えが返ってきたそうです。 そして、感情的な表現も計算して盛り込んでいることが分かったそうです。
阿部さんは、その話を聞くまで、キャスターとは感情を出してはいけない仕事だと思っていたそうですが、実際は感情を出す部分を極限まで絞っているのだと気づかされ、面白かったと語っていました。

(C)2025「ショウタイムセブン」製作委員会

矢武: この映画でも、ラジオは比較的自由に話せる雰囲気がありますね。 確かにテレビのアナウンサーは、感情をあまり表に出せないのかもしれない、と阿部寛さんが言うように私も感じます。

大塚:今回吉田幸太郎さんや生見愛瑠さんなど、他のキャストの皆さんも素晴らしかったと感じました。

矢武:そうですね、吉田さんが演じている人物は実際にいそうですしね。

大塚:楽しんでらっしゃいましたよね。

矢武:割と室内劇ですよね。 コンパクトにまとまっている映画だと感じました。 ネタバレになるので詳しくは言えませんが、ラストのエンディングは現代社会の状況も踏まえると色々と考えさせられるものでした。

(C)2025「ショウタイムセブン」製作委員会

大塚:ラストの導入に関しては監督ともすごく議論を重ねたという風にインタビューでおっしゃってましたね。

矢武:この作品は今、劇場で公開されてヒットしてますね。

大塚:お客さんも入ってるみたいですね。平日の稼働も期待できるんじゃないですかね。98分という尺も奏功するんじゃないかと思ってます。

矢武:尺の短さにはちょっと驚きました。あまり尺のことを意識して観ていなかったのですが、やはり90分台の映画は観やすいですね!

大塚:個人的には3時間超えという長尺も好きなんですが、90分台は非常に観やすいですね。

矢武:映画『ショウタイムセブン』は札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、苫小牧、室蘭、千歳で絶賛公開中です!

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