川崎市制100周年 400団体「思いを形に」 取組み報告、交流会で「新たな川崎」模索
川崎市制100周年と全国都市緑化かわさきフェアの実行委員会第5回総会が8月28日、川崎市コンベンションホール(中原区)で行われ、参画企業や団体関係者らが各種取組みを共有した。
市内のクラフトビール醸造所が販売した記念ビールの紹介やJR東日本とのイベント実施報告、11月9・10日に溝口駅前キラリデッキで予定する音楽プロジェクト「ここから未来フェスタ」の概要など、100周年を機に進められている取組みが発表された。
また10月19日に開幕する緑化フェアで設置予定のウッドデッキなどの制作にあたっている川崎総合科学高校の取組みも会場を沸かせた。
総会後は、新たな企画創出の機会にしようと「交流会」を実施。方向性や考えが近い企業同士が情報交換を行うなどし交流を深めた。実行委員長の福田紀彦市長は「周年だけでなく、その先の100年が大切。川崎市の3色のロゴのように、混ぜ合わせることで新たな発見や体現化につながれば」と期待を込めた。
実行委員会の設立から2年経ち、参画団体・企業は当初の276から400近くに。副委員長の青木功雄市議会議長は「輪が広がり、成果が形となって表れている。緑とエネルギーの調和など市の魅力を市外にも発信してほしい」と話した。
4大イベント、同時開催
緑化フェア期間中の11月2・3・4日は、「川崎愛遊びつくす3日間」と銘打ち、川崎駅や市役所周辺で4大イベントが同時開催される。音楽、スポーツ、文化、飲食・物産、各種体験コーナーなど川崎の魅力が一堂に会し、動画クリエーター「水溜りボンド」のカンタ氏が広報宣伝を担う。