「エアコンのフィルター」が劣化する。意外と知らない“３つのNGお手入れ”
お掃除スペシャリスト（クリンネスト1級）の三木ちなです。エアコンをフル稼働する夏、こまめにエアフィルターを掃除することで節電につながります。しかし、お手入れ方法を誤ると、かえって劣化するため要注意です。ここでは、うっかり間違いやすい「エアフィルターのNGお手入れ」についてご紹介します。
◆写真◆「エアコン」の寿命が縮むかも…。やってはいけない“NG行為”
NGその1．お湯で洗う
エアコンのエアフィルターについた汚れは、水かぬるま湯で洗うのが一般的です。
お湯で洗うと汚れ落ちがよくなる気がしますが、不織布のエアフィルターはデリケート。40℃以上のお湯を使うと、フィルターが劣化する恐れがあります。
水洗いで汚れが落ちない場合は、台所用中性洗剤をぬるま湯で希釈してつけ置きしましょう。
NGその2．ハイターや酸性・アルカリ性洗剤を使う
エアフィルターのお手入れに使えるのは、台所用中性洗剤のみです。油汚れがひどいからと言って、強力な酸性クリーナーで洗うのはNGです。
ハイターや酸性洗剤・アルカリ性洗剤を使用すると、エアフィルターが傷む場合があります。
きれいにするどころか劣化しかねませんので、「エアフィルターのお手入れは台所用中性洗剤だけ」と覚えておきましょう。
NGその3．かたいものでこする
たわしなどのかたいものや、鋭利なものでこするのも禁止です。エアフィルターの不織布が破れる可能性があるため、お手入れにはやわらかいスポンジを使いましょう。
フィルターの汚れは水洗いで落ちる
フィルターについたホコリを掃除機で吸い取れば、軽度な汚れであればこすり洗いは不要。水洗いできれいになります。
汚れが頑固な場合でも、台所用中性洗剤以外のクリーナーの使用は避けましょう。
お使いのエアコンの取扱説明書を見て、今一度ただしいお手入れ方法を確認すると安心です。
三木ちな／お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア