三河湾の人気釣り場でサビキ釣り調査【愛知】メインターゲットは「サッパ」
午前3時に目覚ましをセットし、小学5年生の息子を起こして名古屋の自宅を出発。辺りはまだ暗く、息子は助手席で再び眠りに入った。今日は衣浦トンネル(碧南緑地)から碧南海釣り公園、一色漁港、吉良サンライズパークを調査していく。
三河湾の漁港をサビキ調査
国道419号線を1時間ほど走り衣浦トンネルに到着。まきエサは冷凍アミエビ8切りに集魚剤を混ぜる。
トリックサビキの付けエサにはチューブアミエビを使用する。サビキはママカリサビキとパニックサビキを用意した。三河湾は河口ポイントが多く足元が浅い場所が多いので、投げサビキ、ブッコミサビキもできる仕掛けを用意した。
まずはママカリサビキと下カゴにまきエサを詰めて足元を探っていく。水深は2mほど。集魚用のまきエサをまくがアタリはない。投げサビキ、ブッコミサビキも試したがアタリはなかった。
サッパがヒット
諦めるには少し早いが碧南海釣り公園へ移動。平日とあり釣り人は少ない。このポイントは駐車場、トイレ、自販機にゴミ箱も完備されている。情報によるとサッパが釣れているようなので先ほど使った仕掛けをそのまま投入してみると1投目からサッパが釣れた。
息子もママカリサビキを投入すると簡単にサッパがヒット。その後もサッパが釣れ続いた。
どのポイントも空いていたので同じようにママカリサビキで試してみる。内側の温水機では釣果なし。沖側の流れがあるポイントでサッパ、セイゴの釣果があった。
一色漁港でサッパ連発
1時間ほど爆釣を楽しんだ後に一色漁港へ移動する。船着き場周辺は水深があるため足元でサビキが可能だ(※関係者作業中、高速船乗り場付近は禁止)。まきエサを数回まき、サビキにエサを付けてゆっくり投入する。すると早速アタリが。上がってきたのはサッパ。
手返しよく仕掛けを投入するとサッパが連発した。その後もまきエサをまいて魚を足止めするとコンスタントに釣れた。
ウルメイワシの群れ発見
午前7時を回り、気温はすでに30度を超えた。水分補給、休憩をして最後のポイントの吉良サンライズパークに到着。期間によるが午前8時以降は駐車料金がかかる。
施設に入るとキスを狙う釣り人がズラリと並んでいた。駐車場は広く、手洗い場、トイレ、自販機が設置されていた。
必要最小限の荷物をまとめてポイントへ移動する。漁港内をのぞくと大量のウルメイワシを発見。まきエサをまいて反応を見ると集まってきた。
極小のパニックサビキに変更し、スピード付け機でハリにアミエビを通してゆっくり投入する。すぐに多くの魚が寄ってくるがヒットしない。多めのまきエサをまき、そこへ仕掛けをゆっくり入れると今度はヒット。大きい魚ではないが、このやり取りがとても楽しい。
沖側は不発
釣りに飽きてしまった息子に「最後だから上へ行こう」と沖堤防へ向かう。沖側は安全柵が設置されており、足場が良い。漁業者が作業中は投げ釣りが禁止されている。
足元にはウルメイワシがたくさんいたが、なかなか釣れない。その後、ウキサビキも試したがヒットせず納竿となった。
三河湾の釣行をまとめると、サッパが多いためママカリサビキは必須。河口ポイントが多く潮の流れが速いためサビキ釣りはコツがいる。逆に砂地のポイントが多いのでチョイ投げやブッコミでキスやハゼを狙ってみるのもお勧めする。
早朝でも30度近くまで気温が上がるため熱中症対策は万全にしよう。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年8月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。