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新潟沖の冬のタイラバ釣行でマダイ爆釣!【光海丸】早上がりも2人で15尾キャッチ

TSURINEWS

タイラバでキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

1月の新潟沖・光海丸では、ヤリイカ釣りや泳がせ五目が楽しめ、スルメイカを餌に青物や大型アラも狙えます。タイラバも人気で、今年はマダイの好釣果が期待できるとのこと。1月初めに実釣すると、開始早々40cmオーバーの甘鯛が2匹浮上し、マダイも乗っ込み状態の釣れ具合に。悪天候で早上がりとなるも、Zさん9枚、自分6枚のマダイをキャッチしました。

新潟沖で冬のタイラバ釣行

この日は、6時集合でお客さんは8人で、ドテラ流しで釣りをするスタイルみたいです。右舷側で釣りをして左舷側に魚を入れる桶が置いてある感じです。20~30分走りポイントに到着。水深は120m~スタートします。風に少しウネリがあり、雪が時折ちらつきます。

光海丸から出船(提供:TSURINEWSライター荒木清)

落としてみると、少し流れがあるため、巻をスローかデッドスローで試します。流し始めのタイラバヘッドは130gオレンジゴールドからスタートします。Zさんはアカキンの130gをチョイスします。

タックル

今回は、いつもと同じセッティングの物と、ブリも釣れているとのことで、ブリが掛かっても良いセッティングで挑むことにします。ブリセッティングでは2タイプのリールを用意。一つはグラップラーCTにPEライン1号×リーダーフロロカーボンライン6号。至って普通のセッティングです。

タイラバタックル(作図:TSURINEWSライター荒木清)

もう一つは、オシアジガー1501HGにPE1号×フロロカーボンライン8号のセッティングです。以前、タイラバで9kgブリを釣った時は、このセッティングで上げたことがあります。ロッドはグラップラーBBのtypeスローJとエンゲツBBです。

タイラバタックル(作図:TSURINEWSライター荒木清)

雪がちらつく中で釣行開始

ポイントに着くも、風・ウネリ・雪とトリプルスリー(笑)。でも釣りには支障がないため、釣り開始。ドテラで流し始め、120mから110mまで巻き上げて、再度落とすと130mまでラインが出ます。潮自体は0.3ノットらしいのですが、風等で船の流れがそれ以上に感じます。そのため、上げる幅を半分の5mにして、スロー巻でアプローチします。

タイラバで攻める(提供:TSURINEWSライター荒木清)

なぜ5mにしたかというと、流れが速いと、それだけタイラバの動くスピードやタイラバ自体が引っ張られ、必要以上に浮いてしまうからです。こういう時のアマラバは特に難しく、常に底から1~2m付近を維持しないといけないことや、当たった時に巻が早いと、吸うようにして餌を捕食する甘鯛は追いつかない可能性があるからです。

良型アマダイ&マダイのダブルヒット

初めてわずか5分も経っていないと思いますが、船長が色々説明してくれる途中で、Zさんが甘鯛を、自分はマダイをHIT。「えっ?もう来たの!?」と驚きの様子です。無理はせず、ドラグも緩めでやり取り開始します。Zさんはタングステン130gでも底取りが分からないということで、回収しようとした際にヒットします。この時すでにZさんのタイラバは底に着き、底を引きずっていた可能性があります。そのため、甘鯛がHITしたものだと思われます(笑)。

ちなみにマダイは底から6~7mでヒット。前アタリの重くなる感じから始まり、ここで合わせず、巻いていると重みが増し、「ガツガツガツ」と頭を振るアタリ。ここで合わせを入れます。針に鯛の口が触れるとアタリが硬くなり、マダイが違和感を感じ、頭を振るからです。アワセも色々ありますが、自分はジギングではないので、しなやかに合わせを入れます。

40cm超のアマダイ手中

Zさんが「甘鯛を釣りたい!」とのことで、この海域では甘鯛も多少ですが釣れるため、スロー&デッドスローの巻から開始した方が良いと二人で話をし、それを実行します。それがビンゴ!開始から、自分に甘鯛が来ます。ゆっくりと底をトレースして狙う甘鯛もサイズが良いため、凄い引きです。一度味わうと癖になります(笑)。

良型アマダイキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

やり方としては人にもよりますが、1回転3秒、これでアプローチします。もっと時間を掛け、巻いて来ることもあります。甘鯛のアタリは色々ありますが、アマラバで多いのが、引っ張られるようなアタリが来た後に「ゴンッゴンッ」とゆっくりとしたアタリが来ます。

3.3kgマダイがヒット

Zさんが突然「これは良型だよ!?」とニヤニヤしながら自分に話しかけます。棚を確認したら上げて7~8回巻いた時にアタリがあって、怖いからアワセは入れないで巻いていたとのこと。

マダイ手中(提供:TSURINEWSライター荒木清)

スピードは電動の18で巻いてきたとのことで、この日にしては少し早い気もしますが、活性が良い為か、この日18のスピードですべて上げたとのことです。

何者かにタイラバを奪われる

自分がタイラバのヘッドを160gのオレンジゴールドを使い、マダイを何枚か上げた後、海に投入した際にスラッグができたため、合わせを入れましたが時すでに遅し、ロッドを煽ると軽い……。軽いではないですか(笑)。

上げてくるとヘッドの上のラインが刃物で切られたように綺麗に切られていました。

0.3ノットの良い流れ

潮は相変わらず良い流れのようで、船長が「良い流れだから頑張ってください」とお客さんを鼓舞します。船では常連さんの女性や、男性のお客さんもマダイを上げています。

マダイ好調(提供:TSURINEWSライター荒木清)

確かに、道糸が出るスピードが朝からあまり変わらず、水深は140mで鉛だと160gで底はギリギリ取れています。

タイラバ流し釣法

ここで新たな釣り方を試します。それはあえてタイラバを流す釣り。本来、着底と同時に巻き始めると思いますが、あえてタイラバを底に着けPEラインの色を見て5m、10m離し、巻き始めます。

すぐ巻かないと釣れないと思われがちなタイラバですが、そんなことはなく、潮の流れでネクタイやラバーがゆらゆらと動いていると思われます。そのため、タイも少し様子をうかがっているように思います。

マダイヒット(提供:TSURINEWSライター荒木清)

常に風などで動いている船や、潮はタイラバを落とし巻き始めると、想像以上に上にタイラバが煽られて浮いている可能性があるため、あえてスラッグを出しゆっくり巻き、流すことで棚「ポイント」をより引けると考えたからです。この釣りの難点は根周りですと根掛かりする可能性があるため注意が必要です。

寒マダイが爆釣

このやり方に変えたと同時にアタリが増え始めます。巻き始めと同時にヒットや、5m上でのヒット、さらに巻き落としすぐにヒットなど色々。

マダイ爆釣(提供:TSURINEWSライター荒木清)

プレッシャーなども考えると、バーチカルに近いタイラバよりも、船からより離したタイラバの方が食ってきたのです。

この日の当たりカラー&ネクタイ

乗っ込み状態で釣れ続けるこの日のマダイ釣りですが、こんな日でも当たりカラーや重さがあり、悔しい思いをされたお客さんもいらっしゃったみたいです。この日はゴールドを主体に色々組み立てるやり方が良かったように思います。

当たりカラー(提供:TSURINEWSライター荒木清)

例えば、オレンジゴールド・レッドゴールドやゴールド+オレンジのネクタイなど様々。ヘッドはチャートや赤にしてネクタイをゴールド系にするなど、要するに、ヘッドかネクタイにオレンジやゴールドを加えればどちらでもOKです。

急な天候悪化で納竿

中盤を過ぎたあたりから波、雨、ウネリが強くなり、釣りが不能状態に。ギリギリまで頑張ってみましたが、船でお祭りが勃発。船長は渋々でしたが「上がりましょう」と沖上がりを決めます。

お土産確保(提供:TSURINEWSライター荒木清)

結構釣れていたので、満足の釣行となりましたが、これで天候が良ければと思うと、どれだけ釣れていたのかと思う次第です(笑)。

Zさんは船頭の9枚を釣り上げる

この日の船頭はZさんの9枚で自分は6枚と3枚の差を付けられてしまい、まだまだだなと思う次第です。

9枚確保(提供:TSURINEWSライター荒木清)

釣れた鯛を見ると中には黒くなっている魚体もいたため、乗っ込みが近いものと感じた次第です。

<荒木清/TSURINEWSライター>

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