越後上越上杉おもてなし武将隊に謙信の近習「河田長親」が加入 智と武に優れた武将
新潟県上越市の観光ピーアール活動に取り組む「越後上越上杉おもてなし武将隊」に2025年11月22日、新メンバーとして武将「河田長親(ながちか)」が加わった。この日、春日山神社境内で行われた「2025年最終おもてなし演武―春日山城秋の陣―」でお披露目された。
《画像:越後上越上杉おもてなし武将隊の新メンバー「河田長親」》
河田長親は近江(滋賀県)に生まれ、謙信の2度目の上洛の際に召し抱えられ、近習として内政と外政の両面で活躍した。栖吉城(長岡市)城主で、智謀と武勇を兼ね備えた名将として伝わる。
約80人の武将隊ファンが待ち受ける中、謙信役が「新たな上杉軍、この場に参陣致せ」と呼び出すと、長親役が登場。「越後の国を影で支えていた。お館様、景勝様、まつえ殿の一助となるよう尽力し、上越の地を盛り上げていく所存」と口上を述べた。
《画像:ファンの前で口上を述べた》
京都から初めて上越を訪れたという武将隊ファンの30代の女性は「新メンバーを楽しみにしていた。長親は謙信公に見いだされて出世し、仕事ができた人。(長親役は)すごく凛々しい方でこれから演武なども期待したい」と話していた。
長親役は「武将隊を目的に上越を訪れてほしい。河田長親が知られていない存在なので、他の上杉の武将と合わせて知ってもらえたら。上越の四季折々のイベントなどを県内外の人にピーアールしていきたい」と意気込みを語った。
《画像:長親の加入で4人となった武将隊》
武将隊は2024年4月に加入した「綾」が今年3月で「出立」し3人となっていたが、長親の加入で謙信、景勝、まつえの4人となった。長親役はしばらくは演武は行わず、おもてなし活動や他の3人のサポートを行うという。
越後上越 上杉おもてなし武将隊( https://uesugi-busyotai.com/ )