派手なピンクに「マヂでアゲ」……道端に突如現れた「ギャルすぎる工事看板」が話題
「とても茨城県」というつぶやきとともに、Xに投稿された一枚の写真。そこには、一般的な工事現場のイメージを根底から覆す、衝撃的な看板が写っていました。
写真に写っているのは、目に鮮やかなショッキングピンクの看板。そして、そこに書かれている文字は「マヂでアゲで作業してっから『工事中』」。……ギャル?
まさか工事現場にギャルがいるのでしょうか?「工事中」の言葉の堅苦しさどこへやら。「マヂ」で「アゲ」なテンションで作業中であることを伝える、なんともバイブスの高い看板です。
■ 看板が設置されていたのは実は栃木県だった
それにしてもこの看板、一体どこにあるのでしょうか。投稿では「茨城県」と紹介されていましたが、投稿者の「ちゃんつる」さんに詳細を伺うと、実は県境を越えた「栃木県小山市上生井」の歩道橋付近とのこと。
仕事や私用でときどき通る道だそうですが、発見時は助手席に乗っていたそうで、「ちょうど信号待ちをしていたときに視界に入ったので、思わず撮影してしまいました」と振り返ります。
発見当時の心境について伺うと、「まずピンクの派手な色が視界に入ったので、『なんだこれ?』でした」と、最初は色に驚かされた様子。
しかし、その直後に書かれている内容を理解し、「『マヂでアゲで作業してっから』の文字を理解したところで、北関東なまりに思わずクスッと笑いながら写真を撮ってしまいました」と語ってくれました。
たしかに、「してっから」という語尾からは、北関東特有の親しみやすさが滲み出ています。ギャル語の勢いと方言の温かさが融合した、ハイブリッドな看板だったようです。
■ 近くには「チョベリグ」な看板も 安全運転への意識も「アゲアゲ」に
さらに、その近くにはもう一枚、別のピンク色の看板が。書かれているのは「ゆっくり走ってチョベリグ~『徐行』」の文字。
こちらは「チョベリグ(超ベリーグッド)」という、平成初期のコギャルブームを彷彿とさせる懐かしいフレーズ。「アゲ」という令和ギャル語と、「チョベリグ」という平成ギャル語が交錯する、世代を超えたギャル空間がそこには広がっていました。
ちなみに、すぐ隣には「ご迷惑をおかけして居ります」と書かれた、極めて真面目なオレンジ色の通常看板も設置されており、その温度差がシュールさを際立たせています。
ドライバーの目を引くための工夫なのか、はたまた現場監督がギャルマインドの持ち主なのか。真相は定かではありませんが、この看板を見かけたら、ドライバーも「アゲ」な気分で安全運転ができそうです。
<記事化協力>
ちゃんつるさん(@chantsuru_aqua)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025112505.html